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たこ焼きはソース以外も旨い!定番・変わり種アレンジ10選

たこ焼き1
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たこ焼きパーティーやお店でたこ焼きを食べる時、定番のソース味ばかりで途中で飽きてしまった経験はありませんか。たくさん食べたいのに、同じ味が続くと手が止まってしまうこともありますよね。そんな時、「たこ焼きをソース以外で食べる」という選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

実は、たこ焼きの本場・大阪では、ソース以外の食べ方も豊富にあります。さっぱりとしたポン酢はもちろん、通な食べ方とされる塩ダレ、さらには意外な変わり種まで、たこ焼きの可能性は無限大です。この記事では、たこ焼きをソース以外で美味しく食べるための定番アレンジから、意外な変わり種まで幅広く紹介します。ソース味とはひと味違う、新たなたこ焼きの魅力を見つけてみてください。

記事のポイント
  • たこ焼きソース以外の定番アレンジ
  • マンネリ解消におすすめの変わり種レシピ
  • 本場・大阪で人気の食べ方
  • たこ焼きの味変をさらに楽しむコツ

たこ焼きをソース以外で楽しむ定番

  • さっぱり和風ならポン酢が定番
  • 大根おろしやネギと合わせて
  • シンプルな塩や旨味のある塩ダレ
  • 醤油やめんつゆで明石焼き風に
  • マヨネーズだけの濃厚な味わい

さっぱり和風ならポン酢が定番

たこ焼きをソース以外で食べる時、多くの人がまず思い浮かべる定番がポン酢です。ソース特有の甘みとスパイシーさ、濃厚な味わいとは対照的に、柑橘系のさわやかな酸味が、たこ焼きを非常にさっぱりとした和風の味わいに変えてくれます。

特にたこ焼きパーティーなどで大量に食べる際、濃厚なソース味が続くと飽きがちです。そんな時にポン酢を挟むことで味覚がリセットされ、また新たな気持ちでたこ焼きを楽しむことができます。脂っこさを感じさせないため、お酒のおつまみとして楽しむ場合も、ソースよりポン酢の方が合うという意見も多く聞かれます。

一般的なポン酢しょうゆはもちろん、ゆずの香りが高い「ゆずポン酢」や、ごまの風味が豊かな「ごまポン酢」、だしが効いた「だしポン酢」など、使用するポン酢の種類を変えるだけでも、違った味わいを発見できますよ。

大根おろしやネギと合わせて

たこ焼き ポン酢

ポン酢の美味しさをさらに引き立てるのが、薬味との組み合わせです。ポン酢だけでも十分に美味しいですが、薬味を加えることで風味や食感が格段に向上します。特に、大根おろしや刻みネギとの相性は抜群です。

大根おろしを加えることで、ポン酢の酸味の角が取れて口当たりがまろやかになり、より上品な和風のさっぱり感を強調できます。また、たっぷりの青ネギ(小口切り)を乗せれば、シャキシャキとした食感と爽やかな香りが素晴らしいアクセントになります。

ほかにも、ポン酢に大根おろしと梅肉を混ぜた「梅おろしポン酢」や、七味唐辛子を少し振ってピリッとさせるのもおすすめです。柚子胡椒を少し溶かすのも、大人の味わいになりますね。

シンプルな塩や旨味のある塩ダレ

たこ焼きの生地やタコ本来の旨味をダイレクトに楽しみたいなら、塩という選択肢が最適です。生地に昆布やかつおのだしの風味がしっかり効いているたこ焼きほど、塩がその繊細な味わいを邪魔することなく、むしろ引き立ててくれます。

シンプルに岩塩やハーブソルトを振りかけるだけでも美味しいですが、ひと手間加えて塩ダレにするのも人気です。

おすすめの塩ダレ

ごま油、すりごま、にんにくチューブ、黒胡椒などを混ぜて作る塩ダレは、ガツンとパンチがありながらも後味はさっぱりしています。刻んだネギを加えて「ネギ塩ダレ」にし、たこ焼きにたっぷり乗せて食べるのも定番のスタイルです。

「たこ焼きに塩?」と意外に思うかもしれませんが、だしの効いた美味しいたこ焼きほど、塩で食べるのが一番だと感じる人も多いんですよ。ぜひ一度試してみてください。

醤油やめんつゆで明石焼き風に

ポン酢と同様に、さっぱりと食べられる和風の調味料が醤油です。日本の家庭には必ずある調味料でありながら、醤油もアレンジの幅が非常に広いのが特徴です。

わさび醤油やしょうが醤油は、お刺身のようにタコの旨味を引き立てる組み合わせとして定番です。少し意外な組み合わせとしては、砂糖醤油で甘じょっぱく味付けし、みたらし団子風にする食べ方もあります。これは特に、生地がもっちりとしたタイプのたこ焼きによく合います。

しかし、醤油系の食べ方で一番のおすすめは「だし汁」につける食べ方です。

明石焼き風アレンジ

明石焼き1

これは兵庫県の郷土料理である明石焼き(玉子焼)に近いスタイルです。明石焼きは、たこ焼きに比べて生地に卵が多く使われ、小麦粉の量が少ないため非常に柔らかいのが特徴です。
家庭のたこ焼きで完全に再現するのは難しいため、あくまで「明石焼き風」ですが、温かいめんつゆや白だしをお湯で割り、三つ葉などを浮かべたつけ汁に、たこ焼きを浸して食べます。ソースとは全く違う、上品なだしの旨味が口いっぱいに広がり、格別な味わいです。(参考:明石観光協会「明石焼(玉子焼)」

マヨネーズだけの濃厚な味わい

たこ焼きといえばソースとマヨネーズのセットが定番ですが、実はマヨネーズは単体でも立派な調味料になります。

あえてソースを使わずマヨネーズだけにすることで、ソースの強い味に隠れがちな、マヨネーズ本来のまろやかさと卵のコクを強く感じることができます。青のりやかつお節、刻みネギをトッピングすれば、ソースがなくても十分な満足感が得られるでしょう。

ソース味に比べてまろやかになる一方、ご存知の通りカロリーは高くなりがちなので、かけすぎには注意が必要です。味変として七味唐辛子をかける「七味マヨ」や、からしマヨネーズにするのもパンチが効いて人気があります。

たこ焼きソース以外の変わり種アレンジ

  • 本場・大阪の食べ方を参考に
  • チーズや明太マヨのこってり系
  • 韓国風コチュジャンやごま油
  • 味噌ダレやからし酢味噌も
  • その他のおすすめ変わり種トッピング
  • たこ焼きをソース以外で試す総括

本場・大阪の食べ方を参考に

大阪

たこ焼きの本場・大阪では、ソース以外の食べ方は非常に一般的であり、観光客だけでなく地元の人々にも深く愛されています。

多くの人気店が、ソース以外の多彩な味付けを定番メニューとして提供しています。例えば、たこ焼きの元祖とされる「会津屋」では、生地にしっかりだしが効いているため、何もつけない「素焼き」が長年愛されています。また、「あべのたこやき やまちゃん」でも、何もつけない「ベスト」がお店のおすすめとされています。

これは、生地そのものの味に絶対の自信があるからこそできる食べ方です。

他にも、アメリカ村の「甲賀流」ではポン酢にネギを山盛りに乗せた「ねぎポン」が若者に人気ですし、「たこ焼道楽 わなか」では生地の旨味を引き立てる「釜炊き塩」が定番メニューとして確立されています。「はなだこ」の「だし醤油」も、連日行列ができるほどの人気です。

このように、大阪のたこ焼き文化は非常に多様です。大阪観光でたこ焼きを食べる際は、ぜひソース以外のメニューもチェックしてみてください。「たこ焼きは生地が命」と言われる理由が、きっと分かるはずです。

チーズや明太マヨのこってり系

たこ焼き 明太子

こってりとした濃厚な味わいが好みなら、チーズや明太子を使ったアレンジがおすすめです。どちらもマヨネーズとの相性が抜群で、若者や子どもにも人気の組み合わせです。

チーズアレンジ

焼き上がったたこ焼きに、とろけるタイプのシュレッドチーズをたっぷり乗せ、オーブントースターで軽く焼くと、チーズがとろけて香ばしさが加わります。仕上げに黒コショウを強めに振ると、ピリッとした刺激が味を引き締め、お酒のおつまみにも最適です。タバスコを振ったり、はちみつを少し垂らして甘じょっぱくしたりするのも美味しい食べ方です。

明太マヨアレンジ

明太子とマヨネーズを1対1程度で混ぜたソースをかける食べ方です。市販の明太マヨソースを使えばさらに手軽です。ピリッとした明太子の辛みとマヨネーズのコクが一体となり、子どもから大人まで幅広く好まれる味です。刻みのりをトッピングすると、風味がさらにアップします。刻んだ大葉を乗せても爽やかさが増します。

韓国風コチュジャンやごま油

甘辛い味付けが好きなら、コチュジャンを使った韓国風のアレンジも試す価値があります。たこ焼きの和風だしと、コチュジャンの発酵した旨味や辛味は意外なほどマッチします。

作り方は簡単で、コチュジャン、蜂蜜(または砂糖)、ごま油、醤油少々を混ぜて甘辛いタレを作り、たこ焼きにかけるだけです。

【甘辛タレの目安】
コチュジャン(大さじ2)、蜂蜜(大さじ1)、ごま油(大さじ1)、醤油(小さじ1)をよく混ぜ合わせます。

辛さが得意でない場合は、コチュジャンの量を減らし、蜂蜜やマヨネーズの割合を増やして調整してください。韓国のりのふりかけや白ごまをトッピングすると、より本格的な韓国風の味わいになります。とろけるチーズを乗せて加熱すれば、チーズタッカルビ風にも楽しめます。

味噌ダレやからし酢味噌も

和風の変わり種として、味噌を使ったタレも面白い組み合わせです。味噌の持つ深いコクと塩気が、たこ焼きのだしの風味を邪魔せず、新しい一面を引き出してくれます。

例えば、からし、みりん、酢、砂糖を味噌と混ぜて「からし酢味噌」にすると、さっぱりしながらもコクのある独特の味わいになります。これは特に、こんにゃくなどを入れたアレンジたこ焼きにも合います。

少し上級者向けかもしれませんが、赤味噌、砂糖、みりんを火にかけて軽く煮詰めた「田楽味噌」のような甘めの味噌ダレも意外と合います。ごまや柚子の皮などを加えると、さらに風味が良くなりますよ。

その他のおすすめ変わり種トッピング

ここまで紹介したもの以外にも、たこ焼きの可能性は無限大です。ご家庭にある意外な調味料や、市販の冷凍たこ焼きを活用したアレンジが、たこ焼きにぴったり合うことがあります。

その他のおすすめ変わり種
変わり種 特徴とおすすめの食べ方
食べるラー油 ザクザクとしたフライドガーリックやオニオンの食感と、ピリ辛のラー油が食欲をそそります。ネギとの相性も抜群です。
ごまドレッシング 市販の焙煎ごまドレッシングをかけ、刻んだ大葉をトッピングします。ごまのまろやかなコクと大葉の爽やかな香りが特徴です。
スイートチリソース 生春巻きなどにつける甘辛いチリソースです。一気にアジアンテイストになり、いつもと全く違う印象を楽しめます。マヨネーズと混ぜても美味しいです。
タルタルソース マヨネーズよりも濃厚で、玉ねぎやピクルス(または、らっきょう)の食感が加わります。チキン南蛮のような満足感が得られます。
ケチャップ タコの代わりにソーセージやコーン、チーズを入れた「洋風たこ焼き」にする場合、ケチャップが非常によく合います。子ども向けのパーティーにも最適です。
和風・中華あんかけ だし汁や中華スープに片栗粉でとろみをつけた「あん」をかける食べ方です。体が温まるので、寒い季節にもおすすめです。

たこ焼きをソース以外で試す総括

最後に、たこ焼きをソース以外で楽しむためのポイントや、おすすめの食べ方を一覧でまとめます。

  • たこ焼きはソース以外でも美味しく食べられる
  • さっぱり味の定番はポン酢
  • ポン酢には大根おろしやネギが合う
  • 梅肉や七味でポン酢をアレンジできる
  • 生地の味を楽しむならシンプルな塩
  • ごま油やニンニクで塩ダレもおすすめ
  • 醤油やわさび醤油も和風で合う
  • だし汁やめんつゆで明石焼き風に
  • マヨネーズだけでも濃厚な味わい
  • 本場・大阪ではソース以外のメニューも豊富
  • 素焼きで生地の味を堪能する店もある
  • チーズと黒コショウでおつまみ風に
  • 明太マヨと刻みのりは鉄板の組み合わせ
  • コチュジャンとごま油で韓国風甘辛味に
  • ごまドレッシングや食べるラー油も試す価値あり
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ブロガー
日々の生活の中に「和の心」を取り入れるライフスタイルを発信中。 ハーモニーニッポンでは、日本の四季・食・文化の魅力を世界に伝える記事を執筆しています。 好きな食べ物は焼き鳥。
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