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味噌汁の離乳食はいつから?進め方と注意点

味噌汁の離乳食はいつから?進め方と注意点
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味噌汁を離乳食に使っていいのか、いつから始めるのか、取り分けはできるのか、冷凍保存しても大丈夫なのか。赤ちゃんの食事となると、普段なら何気なく作っている味噌汁でも急に迷いますよね。

特に、離乳食初期、中期、後期、完了期で使い方が変わることや、味噌の量、塩分、薄め方、だし、具材、豆腐、わかめ、インスタントの使い方などは、検索しても情報が多くて少し混乱しやすいところかなと思います。

この記事では、味噌汁を離乳食に取り入れるときの基本を、家庭で実践しやすい形で整理していきます。月齢ごとの進め方、取り分けのコツ、冷凍や作り置きの注意点まで、無理なく安全に続けるための考え方をまとめました。

記事のポイント
  • 味噌汁を離乳食に使う時期の目安
  • 月齢別の味噌の量と薄め方
  • 赤ちゃん向けの具材と下処理
  • 冷凍保存やインスタント利用の注意点

味噌汁の離乳食はいつから?

「主役はお味噌ではなく『おだし』と『野菜の甘み』」という基本方針と、塩分を極力ひかえるべき理由が記載されたスライド。

味噌汁の離乳食は、いきなり大人と同じものを飲ませるというより、だしや野菜の煮汁から少しずつ慣れていくのが基本です。味噌そのものは塩分を含むので、月齢や食べる力に合わせて、かなり控えめに使うのが安心ですね。

ここでは、離乳食初期から完了期までの流れを、家庭で判断しやすいように整理していきます。なお、月齢や量はあくまで一般的な目安です。赤ちゃんの発達や体調には個人差があるため、不安がある場合は小児科医、管理栄養士、自治体の離乳食相談など専門家にご相談ください。

初期はだしだけで始める

離乳食初期、つまり生後5〜6か月頃は、味噌を使わずに始めるのが基本です。この時期の赤ちゃんは、まだ食事からたくさん栄養を取るというより、母乳やミルクを中心にしながら、食べ物をごっくんと飲み込む練習をしている段階ですね。だから、味付けでおいしくするよりも、なめらかさ、飲み込みやすさ、素材の味に慣れることを優先したほうが進めやすいかなと思います。

味噌汁という名前で考えると、つい味噌を入れたくなります。でも、離乳食初期に使うのは、味噌を溶く前のだしや野菜の煮汁です。昆布だし、かつおだし、野菜をやわらかく煮た汁などを少量使い、すりつぶした野菜をのばすと、口当たりがやわらかくなります。特に昆布だしは香りが穏やかで、最初のだしとして使いやすい印象です。かつおだしは香りが立ちやすいので、赤ちゃんの反応を見ながら少しずつ試すといいですね。

初期の味噌汁は汁物ではなく補助役

初期の段階では、味噌汁を一杯のスープとして飲ませる必要はありません。むしろ、ペースト状の野菜を食べやすくするための補助役として、だしを少し使うくらいがちょうどいいです。例えば、にんじんや大根、かぶ、じゃがいもをやわらかく煮て、裏ごしやすりつぶしをします。そこへ味噌を入れる前のだしを小さじ単位で足すと、パサつきが減って、スプーンにのせやすくなります。

粒が残ると、赤ちゃんが舌で押し出してしまったり、飲み込みづらそうにしたりすることがあります。これは嫌いというより、まだ口の動きが追いついていないことも多いです。最初は本当にポタージュに近いくらいのなめらかさを意識して、慣れてきたら少しずつ水分量やとろみを調整すると無理がありません。

初期のポイントは、味噌で味をつけることではなく、だしの香りや野菜の自然な甘みに慣れることです。味噌汁の離乳食は、まず味噌なしから始めると考えると分かりやすいですね。

また、だしを取るときも、濃くしすぎる必要はありません。大人がおいしいと感じる濃いだしより、ほんのり香るくらいで十分です。昆布だしなら、水に昆布を浸しておくだけでも使えますし、鍋で温める場合は沸騰直前に昆布を取り出すと、ぬめりや雑味が出にくくなります。かつお節を使う場合も、長く煮出すより短時間で香りを移すくらいのほうが、赤ちゃんにはやさしい仕上がりになります。

離乳食を始める時期や進め方は、家庭ごとの感覚だけで決めるより、公的な情報もあわせて見ると安心です。離乳の進め方については、こども家庭庁の授乳・離乳の支援ガイドも参考になります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

初期(5〜6ヶ月)の味噌なしでの補助的な使い方と、中期(7〜8ヶ月)の初めての風味づけの注意点を左右で比較したスライド。

中期は少量から慣らす

離乳食中期、だいたい生後7〜8か月頃になると、赤ちゃんは舌と上あごで食べ物をつぶす練習をするようになります。この頃から、赤ちゃんの様子を見ながら、味噌をほんの少しだけ風味づけに使うことがあります。ただし、ここで大事なのは、味噌汁を大人と同じような汁物として飲ませることではなく、具材に少し香りを足す程度にとどめることです。

中期の赤ちゃんは、食べられる食材が増えてきて、にんじん、大根、じゃがいも、豆腐、白身魚、葉物野菜の葉先など、味噌汁に合う具材も少しずつ使いやすくなります。火の通りが早い食材でも、味の濃さに慣れさせる必要はありません。むしろ、この時期に濃い味へ寄せてしまうと、素材の甘みやだしの香りよりも、塩気の印象が強くなってしまうかもしれません。

味噌は香りづけ程度で十分

中期に味噌を使うなら、スプーンの先に少しつけるくらいの感覚で考えると調整しやすいです。味噌を入れたかどうか、大人が味見してようやく分かるくらいでも、赤ちゃんにとっては変化になります。味噌汁の上澄みを使う場合も、そのままではなく、白湯やだしでさらに薄めてから使うほうが安心です。

また、味噌を初めて使う日は、ほかの新しい食材を一緒に出さないほうが変化に気づきやすいです。味噌は大豆を原料にしているため、大豆に関係するアレルギーが気になる場合もあります。過度に怖がる必要はありませんが、初回は少量、できれば体調がよく、病院に相談しやすい時間帯に試すと落ち着いて見守れます。

初めて味噌を使うときは、少量から始め、食後の体調、口まわりの赤み、湿疹、下痢、嘔吐、機嫌の変化などをよく見てください。心配がある場合は、自己判断で続けず専門家に相談すると安心です。

具材の大きさは、3〜5mm角くらいがひとつの目安です。ただし、月齢だけでなく、その子が実際にどのくらい口を動かせるかを見るのが大切ですね。豆腐なら絹ごし豆腐を小さく切り、にんじんや大根はスプーンの背で軽くつぶせるくらいまでやわらかく煮ます。口に入れたあと、もぐもぐせずに丸飲みしているようなら、もう少し小さくするか、とろみをつけると食べやすくなることがあります。

取り分ける場合は、大人用の味噌汁を完成させてから赤ちゃん用にするより、味噌を入れる前に赤ちゃん分の具材とだしを取り分けるほうが失敗しにくいです。そのあと、赤ちゃん用の小鍋や器で、ほんの少し味噌を溶く流れですね。大人用にネギ、油揚げ、濃い味噌、顆粒だしを入れたい場合も、赤ちゃん用を先に分けておけば調整しやすくなります。

煮る、分ける、赤ちゃん用に薄い味噌を溶く、大人用に仕上げる、という取り分けの手順を1から4のステップで解説したスライド。

中期は、食べる量が日によって変わりやすい時期でもあります。昨日食べたのに今日は口を開けない、ということも普通にあります。味噌の量を増やして食べさせようとするより、だしの香り、具材のやわらかさ、温度を見直すほうがうまくいくことが多いかなと思います。

後期は薄味で進める

後期(9〜11ヶ月)の味噌の目安量(0.5g)や、手づかみ食べの練習方法、とろみをつけて食べやすくするコツを紹介したスライド。

離乳食後期、だいたい生後9〜11か月頃は、歯ぐきでつぶせる硬さのものを食べる時期です。食材の幅も広がり、味噌汁を食事の一部として使いやすくなってきます。ただし、後期になったからといって、大人の味噌汁に近づけていいわけではありません。基本は変わらず、かなり薄味です。

この時期の味噌の量は、1食あたり小豆1粒分くらいをイメージすると分かりやすいです。数値でいえば、味噌約0.5g程度がひとつの目安として考えられますが、味噌の種類によって塩分量は違います。米味噌、麦味噌、豆味噌、甘口、辛口でも塩分の印象は変わるので、数字だけに頼らず、大人が味見してかなり薄いと感じるくらいに調整するのが現実的ですね。

後期は味噌汁を料理のベースにしやすい

後期に便利なのは、味噌汁をそのまま汁物にするだけでなく、うどん、雑炊、煮物、あんかけのベースとして使えることです。やわらかく煮たうどんに、薄い味噌汁と豆腐、野菜を合わせると、一品で炭水化物、たんぱく質、野菜をまとめやすくなります。食べる量が少ない日でも、味噌汁ベースのやわらかい料理なら口に運びやすいことがあります。

そうめんを使う場合は、細くて食べやすそうに見えますが、乾麺自体に塩分が含まれていることが多いです。そのため、長めにゆでてから流水でよく洗い、塩気を落として使うのが安心です。そうめんを味噌汁に入れるときの考え方は、味噌汁そうめんの作り方と活用術でも触れています。

後期の味噌汁は、大人の味付けの4分の1〜3分の1くらいを意識すると、薄味にしやすいです。味噌の量を増やすより、だしと具材の甘みで満足感を出すのがコツです。

具材は5〜8mm角くらいを目安にします。硬さとしては、バナナくらい、または歯ぐきでつぶせるくらいを意識すると分かりやすいです。根菜は小さく切っても中心が硬いままだと食べにくいので、見た目よりも実際のやわらかさを確認したいところです。スプーンで押して簡単につぶれるか、指で軽くつぶせるかを見ておくと安心ですね。

後期になると、赤ちゃんによっては汁物を嫌がることもあります。口に入れた瞬間にだらっと出してしまう、スプーンを押し返す、具だけなら食べる、という場合は、味が嫌というより、液体の流れ込み方が苦手なのかもしれません。その場合は、水溶き片栗粉で少しとろみをつけたり、汁を少なめにして具材中心で出したりすると食べやすくなります。

また、後期は手づかみ食べへの興味が出てくる子もいます。味噌汁は手づかみしにくいので、汁に入れる前のやわらかい野菜を別皿に少し取り分けて、手づかみ用にするのもひとつです。食べる経験としては、汁を飲むことだけが正解ではありません。具材の感触、香り、温度に慣れることも、立派な食事の練習だと思います。

完了期は取り分けを活用

離乳食完了期、だいたい1歳〜1歳6か月頃になると、1日3回の食事に慣れ、家族と近いメニューを楽しめる場面が増えてきます。味噌汁も、取り分けを活用しやすい時期です。親としても、赤ちゃん用と大人用を毎回完全に別で作るのはなかなか大変なので、同じ鍋から調整できるようになると、かなり気持ちが楽になりますね。

とはいえ、大人とまったく同じ濃さにするのはまだ早いかなと思います。完了期でも、大人の半分くらいの薄味を目安にし、具材の大きさや硬さを赤ちゃんに合わせて調整するのが安心です。味噌汁は家庭によって濃さが大きく違うので、普段から濃いめに作っている場合は、半分よりさらに薄めるくらいでもいいかもしれません。

完了期(1歳〜)の家族との食事の楽しみ方と、油抜きや刺激物を避けるなどの具体的な注意点をまとめたスライド。

取り分けは順番を決めると楽になる

完了期の取り分けは、流れを決めてしまうと続けやすいです。まず、鍋にだしを用意し、にんじん、大根、じゃがいも、白菜、豆腐など、赤ちゃんも食べやすい具材を煮ます。具材がやわらかくなったら、赤ちゃん用を小鍋や器に取り分けます。その後、赤ちゃん用にはごく少量の味噌を溶き、大人用の鍋には通常の味噌を加えます。ネギ、油揚げ、七味、生姜など大人向けの具材や薬味は、赤ちゃん用を分けたあとに入れると安全寄りです。

この方法なら、家族みんなで似た味噌汁を食べつつ、赤ちゃんだけ薄味にできます。食卓で同じようなものを食べる経験は、赤ちゃんにとって楽しいものです。大人が飲んでいる味噌汁を見て、自分の器にも似たものが入っていると、自然と興味を持つことがあります。

完了期は、家族と似たものを食べる楽しさも大切です。同じ鍋から取り分けるだけでも、赤ちゃんにとっては食卓に参加している感じが出やすいですね。

ただし、完了期は食べられるものが増える一方で、食べムラや好き嫌いが出やすい時期でもあります。昨日は豆腐を食べたのに今日は嫌がる、汁だけ飲む、具だけ食べる、野菜だけ出す、ということもあります。こういうときに「味噌汁が嫌いなのかな」と決めつけず、温度、具材の大きさ、汁の量、器、スプーンの形を変えてみると、すんなり食べることもあります。

油揚げや厚揚げを使う場合は、完了期以降でも油抜きをしたほうが安心です。熱湯をかける、またはさっとゆでて油分を落とし、細かく切って使います。油分が多いと、赤ちゃんによってはお腹がゆるくなったり、食感を嫌がったりすることがあります。ネギや生姜のような香りの強いもの、七味やからしのような刺激物は、赤ちゃん用には避けたほうが無難です。

完了期は、味噌汁を通じて食卓のリズムを作りやすい時期でもあります。朝は具だくさんの味噌汁と軟飯、昼はうどん風、夜は野菜と豆腐の味噌汁というように、同じ味噌汁でも形を変えると飽きにくくなります。無理に毎日出す必要はありませんが、家族の食事に自然に組み込めるなら、とても使いやすいメニューだと思います。

味噌の量と塩分の目安

離乳食の味噌汁で特に気をつけたいのが塩分です。赤ちゃんの体はまだ発達途中なので、大人と同じ感覚で味付けすると濃くなりやすいです。味噌は発酵食品として魅力がありますが、塩分を含む調味料でもあるため、使い方のバランスが大切ですね。

一般的な目安として、離乳食期の味噌汁はかなり薄味が基本です。味噌の量は、中期ではごく少量、後期で約0.5g程度、完了期で約0.8g程度をひとつの目安にできます。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、味噌の種類、汁の量、他のおかずの塩分によって調整が必要です。

時期 味噌の使い方 味の目安 具材の形
初期 使わない だしや野菜の煮汁 なめらかなペースト
中期 ごく少量 風味づけ程度 3〜5mm角ほど
後期 約0.5g程度 大人の4分の1〜3分の1程度 5〜8mm角ほど
完了期 約0.8g程度 大人の半分程度 1cm角ほど

大人用の味噌汁を取り分ける場合は、お湯やだしで2〜4倍に薄めると調整しやすいです。味見をしたときに「かなり薄い」と感じるくらいでも、赤ちゃんにとっては十分なことがあります。

塩分や食材の進め方に不安がある場合、最終的な判断は専門家にご相談ください。特に腎臓の病気、アレルギー、発育の心配がある場合は、自己判断で進めないほうが安心です。

味噌汁を離乳食に使うコツ

味噌汁を離乳食に取り入れるなら、薄味だけでなく、取り分け方、保存、具材選びも大切です。ちょっとした順番や下処理を知っておくだけで、赤ちゃん用と大人用を同時に作りやすくなります。

ここからは、家庭で続けやすい実践的なコツをまとめます。毎回完璧に作ろうとすると疲れてしまうので、安全を守りながら、できるところから取り入れるくらいでいいかなと思います。

取り分け時の薄め方

味噌汁を離乳食に使うとき、いちばん楽なのは大人の味噌汁からの取り分けです。ただし、取り分けるタイミングを間違えると、塩分や具材の硬さが赤ちゃんには合わなくなることがあります。

おすすめは、味噌を入れる前に赤ちゃん用を取り分ける方法です。鍋で野菜や豆腐をだしでやわらかく煮たら、赤ちゃんの分だけ小鍋や器に移します。その後、赤ちゃん用には必要に応じてごく少量の味噌を溶き、大人用には通常の量の味噌を入れます。

もし味噌を入れた後に取り分ける場合は、汁をそのまま使わず、白湯やだしでしっかり薄めます。目安としては2倍〜4倍程度ですが、大人用の味噌汁の濃さによって変わります。最終的には、味見してかなり薄いと感じるくらいが安心です。

取り分けは、味噌を入れる前がいちばん調整しやすいです。大人用の具材にネギや油揚げを入れたい場合は、赤ちゃん用を取り分けた後に加えると便利です。

また、だし入り味噌は便利ですが、商品によっては塩分やうま味調味料、酵母エキスなどが含まれることがあります。赤ちゃん用には、米、大豆、食塩など原材料がシンプルな味噌を選ぶと判断しやすいです。

冷凍保存と作り置き

離乳食作りでは、冷凍保存や作り置きがかなり助けになりますよね。味噌汁も冷凍できないわけではありませんが、個人的には、完成した味噌汁を丸ごと冷凍するより、具材とだしを冷凍して、食べる直前に味噌を足すほうが扱いやすいと感じます。

味噌は冷凍や再加熱で香りが落ちやすいため、味噌を入れる前の状態で保存しておくと、食べるときに風味を調整しやすいです。やわらかく煮た野菜、豆腐以外の具材、だしを1食分ずつ小分けにしておくと、忙しい日でもすぐ使えます。

家庭用冷凍庫で保存する場合は、1週間以内を目安に使い切ると安心です。長く置くほど乾燥やにおい移りが起こりやすく、味も落ちやすくなります。保存容器は清潔なものを使い、粗熱を取ってからすばやく冷凍しましょう。

解凍は自然解凍ではなく、電子レンジや小鍋でしっかり再加熱するのが基本です。厚生労働省の家庭での食中毒予防でも、加熱の目安として中心部75℃で1分以上が示されています。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

電子レンジを使う場合は、加熱ムラが起きやすいので、途中で混ぜて再加熱し、食べる前に温度を必ず確認します。熱すぎると赤ちゃんがびっくりしてしまうので、人肌より少し温かい程度まで冷ましてから出すと食べやすいです。

一度解凍したものの再冷凍や、口をつけた食べ残しの保存は避けましょう。もったいなく感じますが、赤ちゃんの食事では安全を優先したいところです。

冷凍保存のコツ(味噌を入れる前に冷凍)、再加熱の基準(中心部75℃以上)、避けるべきNG事項(再冷凍等)をまとめたスライド。

おすすめ具材と下処理

味噌汁のいいところは、野菜、豆腐、魚、卵などを組み合わせやすいことです。離乳食では、具材の種類よりも、赤ちゃんが食べやすい硬さと大きさになっているかが大事ですね。

使いやすい具材としては、にんじん、大根、かぶ、じゃがいも、白菜、ほうれん草の葉先、小松菜の葉先、絹ごし豆腐などがあります。根菜はやわらかく煮ると甘みが出やすく、味噌を少ししか使わなくても満足感が出ます。

葉物野菜は、繊維が強い茎の部分を避け、最初はやわらかい葉先を細かく刻むと食べやすいです。ほうれん草はアクがあるため、下ゆでして水にさらしてから使うと、えぐみがやわらぎます。

具材 下処理のコツ 使いやすい時期
にんじん 皮をむき、やわらかく煮て刻む 初期から
大根 繊維を断つように切り、よく煮る 初期から
絹ごし豆腐 小さく切り、最後に加えて加熱する 中期から
ほうれん草 葉先を下ゆでし、水にさらす 中期から
わかめ しっかり戻して細かく刻む 後期以降が扱いやすい

 

根菜、豆腐、ほうれん草、わかめの4種について、赤ちゃんが安全に食べるための下処理(中心までつぶせるか確認、葉先のみ使う等)をまとめたスライド。初めての食材は、ほかの新しい食材と同時に出さず、少量から試すと変化に気づきやすいです。食物アレルギーが心配な場合は、平日の午前中など、必要に応じて受診しやすい時間帯に試すと安心感があります。

豆腐やわかめの使い方

豆腐とわかめは、味噌汁の定番具材ですよね。離乳食でも使いやすい一方で、切り方や硬さには少し気をつけたい食材です。

豆腐は、離乳食中期頃から使いやすい食材です。最初は絹ごし豆腐を小さく切り、しっかり加熱してから出します。つるっとして飲み込みやすい反面、大きいままだと口の中で扱いにくいことがあるので、月齢に合わせて3mm角、5mm角、1cm角くらいへ少しずつ大きくしていくと進めやすいです。

木綿豆腐は絹ごし豆腐よりややしっかりしているため、後期以降に使うと食感の練習になります。崩れやすい場合は、味噌汁の最後に加えて、軽く温める程度にすると形が残りやすいです。

わかめは、ミネラルや食物繊維を含む便利な具材ですが、乾燥わかめは戻すと意外と大きくなります。赤ちゃんに出すときは、水でしっかり戻してから細かく刻み、再加熱するのが安心です。長いままだと喉に張りつくように感じることもあるので、細かさは少し慎重なくらいでちょうどいいと思います。

豆腐は大豆由来、わかめは食感が独特な食材です。初めて出すときは少量からにし、赤ちゃんの様子を見ながら進めてください。

また、具なし味噌汁のように汁だけで楽しむ形もありますが、離乳食では具材から栄養や食感の経験を得られる面もあります。具なしの味噌汁については、味噌汁を具なしで楽しむ完全ガイドでも整理しています。

インスタント利用の注意

離乳食は手作りが理想と言われがちですが、毎日ずっと完璧に作るのは現実的に大変です。外出時、体調がすぐれない日、どうしても時間がない日には、インスタントやフリーズドライを上手に使うのもひとつの方法だと思います。

ただし、大人用のインスタント味噌汁をそのまま赤ちゃんに出すのは避けたほうが安心です。大人向けの商品は、赤ちゃんには塩分が濃いことが多く、具材も大きめだったり、ネギや油揚げなどが入っていたりします。

使う場合は、規定量より多めのお湯で3〜5倍程度に薄める、具材を細かく刻む、刺激の強い具材を取り除くなどの調整が必要です。赤ちゃん向けに作られた低塩タイプや無添加タイプを選ぶ場合も、原材料表示と対象月齢は必ず確認しましょう。

フリーズドライは軽くて保存しやすく、災害時や外出時の備えにもなります。日常使いだけでなく、もしものときの選択肢として考えておくのもいいですね。

原材料を見るときは、味噌、だし、具材がなるべくシンプルなものを選ぶと判断しやすいです。酵母エキス、アミノ酸等、たんぱく加水分解物などが入っている商品もあります。すべてを避けなければいけないというより、赤ちゃんの味覚には強く感じる場合があるので、常用しすぎない意識が大切かなと思います。

また、味噌汁は沸騰させすぎると香りが飛びやすい料理です。大人用の味噌汁作りの基本としては、味噌汁の沸騰はNG?理由と直し方も参考になります。ただし離乳食では、香りよりも衛生面を優先し、保存後はしっかり再加熱してください。

味噌汁の離乳食まとめ

味噌汁の離乳食は、月齢に合わせて進めれば、だしの香り、野菜の甘み、味噌の風味を少しずつ経験できる便利なメニューです。初期は味噌を使わず、だしや野菜の煮汁から始めます。中期はごく少量、後期は薄味、完了期は取り分けを活用しながら、大人よりかなり控えめな味にするのが基本です。

特に大切なのは、味噌の量を増やすことではなく、だしや具材の力でおいしくすることです。昆布、かつお節、野菜の煮汁などを使うと、薄味でも満足感が出やすくなります。赤ちゃんは大人より味に敏感なので、大人が「薄すぎるかな」と思うくらいでも十分なことがあります。

味噌汁を離乳食に使うなら、初期はだし、中期以降はごく薄味、取り分けは味噌を入れる前が基本です。

冷凍するなら、完成した味噌汁よりも、具材とだしを小分けにしておくほうが使いやすいです。食べる直前にしっかり加熱し、必要に応じて少量の味噌を足すと、風味も調整しやすくなります。食べ残しの保存や再冷凍は避け、衛生面を優先してください。

味噌汁は、日本の食卓になじみ深い料理です。だからこそ、赤ちゃんにも早く同じものを食べさせたくなりますが、焦らなくて大丈夫です。薄味、やわらかさ、清潔な保存を守りながら、赤ちゃんのペースに合わせて少しずつ進めていくのがいちばん安心かなと思います。

この記事の内容は一般的な目安です。赤ちゃんの発達、体調、アレルギーの有無によって合う進め方は変わります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

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ブロガー
日々の生活の中に「和の心」を取り入れるライフスタイルを発信中。 ハーモニーニッポンでは、日本の四季・食・文化の魅力を世界に伝える記事を執筆しています。 好きな食べ物は焼き鳥。
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