浴衣にピアスはOK?マナーと選び方ガイド
こんにちは!ハーモニーニッポンのライターです。夏のお祭りや花火大会で浴衣を着る計画を立てていると、小物のコーディネートも気になりますよね。特に悩むのがアクセサリー、中でも「浴衣にピアスって付けてもいいのかな?」という疑問。
和装のマナーってなんだか厳しそうですし、TPOを外して浮いてしまったらどうしよう…なんて不安になるかもしれません。私も最初は、浴衣の着付けや帯結びのことで頭がいっぱいで、アクセサリーまで気が回らなかったり、逆に考えすぎて「何もつけない方が無難かも」なんて思ったりしていました。
でも、結論から言うと浴衣にピアスは全然OKなんです!ただ、ネックレスやブレスレットとは違って、ピアスならではの選び方やマナーがあるのも事実なんですね。
例えば、定番のパールや涼しげに揺れるデザイン、トレンドの大ぶりなものまで、選択肢はたくさん。でも、髪型がショートヘアやアップスタイルかによっても似合うものは変わってきますし、地金の色もゴールドとシルバーどっちが良いか迷うかもしれません。浴衣の柄との相性も重要です。
この記事では、そんな浴衣ピアスの基本的なマナーから、失敗しない選び方、髪型とのバランス、さらには100均素材を使った簡単な手作りアイデアまで、気になる情報をぎゅっとまとめてみました。この記事を読めば、きっとあなたにぴったりのスタイルが見つかるはずです。
- 浴衣にピアスの基本的なマナーとNG例
- 浴衣の柄や髪型に合わせた選び方
- トレンドや定番のおすすめデザイン
- 100均でできる簡単な手作り方法
浴衣にピアスの基本マナーと選び方
浴衣にピアス、本当に大丈夫?という不安を解消します!「和装=アクセサリー厳禁」というイメージもありますが、それは主に格式の高い「着物」の話。浴衣はもっと自由です。まずは知っておきたい基本マナーと、失敗しないピアスの選び方をチェックしていきましょう。
浴衣にピアスはOK?基本的なマナー

多くの方が迷うこのポイントですが、結論から言うと、浴衣にピアスを合わせるのは「OK」です!
なぜなら、もともと浴衣は、江戸時代には湯上がりに着る「湯帷子(ゆかたびら)」がルーツで、寝間着やリラックスウェアのような、とてもカジュアルな服装だったんです(参考:文化遺産オンライン『浴衣』)。その「カジュアルさ」は今も同じ。訪問着や振袖といった格式の高い「着物」とは違って、浴衣には厳格なルールが少ないんですね。
「和装にアクセサリーはNG」というイメージは、どちらかというと結婚式で着る留袖や、成人式の振袖など、格式の高い着物のマナーと混同されていることが多いんです。浴衣の場合は、もっと自由に楽しんで大丈夫ですよ。
ただし、浴衣ならではの「粋(いき)」を大切にするための、覚えておきたい美学もいくつかあります。
浴衣ピアスの基本マナー
- 「引き算」の美学を大切に: 主役はあくまで浴衣そのもの。ピアスは顔周りをそっと彩る引き立て役と考え、「盛りすぎない」ことが大切です。
- 推奨は「左右1個ずつ」: 浴衣のさっぱりとした涼しげな雰囲気を大切に。複数のピアスホールにジャラジャラと重ね付けするスタイルは、浴衣が持つ「凛とした空気感」とちぐはぐになってしまう可能性があるので、避けたほうが無難かもしれません。
浴衣を着る際は、ピアスだけでなく、着崩れや所作など、全体のバランスが大事ですよね。
知っておきたい浴衣にピアスのNG例

ピアスはOKとお伝えしましたが、一方で、浴衣と合わせるのが一般的にNGとされているアクセサリーもあります。それが「三首(さんくび)の法則」に関わるものです。
「三首」とは、「首」「手首」「足首」の3つのこと。浴衣の着こなしでは、この3つの「首」をすっきりと素肌のまま見せることが、涼しげで粋な着こなしとされています。特に「うなじ(首の後ろ)」は、浴衣姿の美しさの象徴的なポイントですよね。
そのため、この三首を隠してしまうアクセサリーは、浴衣の魅力を半減させてしまうため避けるのがマナーとされています。
【NG例】三首を隠すアクセサリー
- ネックレス: 最も重要な「襟元(えりもと)」の美しいV字ラインを分断し、全体のシルエットバランスを崩してしまいます。せっかくの「うなじ」の美しさもぼやけてしまうかも。
- ブレスレット / バングル: 「手首」を隠してしまいます。浴衣は袖口からふと手首が覗く所作も美しいもの。そこにアクセサリーがあると、少し野暮ったく見えてしまう可能性があります。
- アンクレット: 「足首」を隠します。下駄を履く素足には、何もつけないのが粋とされています。
ピアスやイヤリングは、この三首のラインを一切邪魔しません。また、指輪も基本的にはOKとされています。特に結婚指輪や婚約指輪は、TPOを問わず身につけるものですし、シンプルなデザインなら問題ありません。ファッションリングも、華奢なものやデザインがシンプルなものなら、浴衣姿を上品に格上げしてくれますよ。
浴衣に合うピアスの選び方のコツ
「マナーはわかったけど、じゃあどんなピアスを選べばいいの?」と思いますよね。デザインがたくさんあって迷いますが、一番簡単なコツは、その日に着る浴衣の「柄」や「雰囲気」で選ぶことです。
古典柄(紺地、伝統的な花柄など)の場合
昔ながらの紺地や白地に、朝顔、撫子、菊といった上品で落ち着いた雰囲気の浴衣には、ピアスも品のある控えめなデザインがよく合います。着物のマナーに少し準じるような、楚々としたイメージですね。
- 一粒パール: やはり王道。上品な光沢が浴衣にぴったりです。
- 華奢(きゃしゃ)なデザイン: 細いチェーンの先に小さな宝石(透明なものなど)が揺れるタイプ。
- シンプルな和モチーフ(小さめ): 小さなとんぼ玉や、シンプルな梅の花など、主張しすぎないもの。
こういったデザインは、浴衣本来の上品さや、凛とした雰囲気を引き立ててくれます。
モダン柄(レトロポップ、洋風、幾何学模様など)の場合
大正ロマン風の大きな椿柄、カラフルな幾何学模様、洋風のレース柄など、洋服のような感覚で着られるモダンな浴衣なら、ピアスも自由に楽しんでOKです!
- トレンドの大ぶりなデザイン: アクリル素材や、ラタン(籐)素材など、存在感のあるもの。
- 非対称(アシンメトリー)なもの: 左右でデザインや長さが違う、遊び心のあるピアス。
- 透かし(レース)デザイン: 大ぶりでも重く見えない、涼しげなフィリグリー(金属の透かし彫り)など。
洋服にコーディネートする感覚で、トレンドのアイテムを自由に楽しむのがおすすめです。
定番人気のパールピアスの魅力

もし浴衣に合わせるピアスに本当に迷ったら、私の一押しは、やっぱり「一粒パール」です。
パールの上品で柔らかな輝きは、浴衣が持つ「和」の雰囲気と本当に相性がいいんです。派手すぎず、地味すぎず、絶妙なバランスで顔周りを明るくしてくれます。
古典柄の浴衣にはもちろん、モダン柄の浴衣に合わせても、全体の印象を上品にぐっと格上げしてくれます。世代やTPOを問わず使えるのも大きな魅力。実は浴衣だけでなく、格式の高い着物(留袖や訪問着など)にも唯一と言っていいほど合わせられる万能ジュエリーなんです。一つ持っておくと、本当に重宝しますよ。
迷ったら「一粒パール」
どんな柄の浴衣にも合う万能選手。上品さと清涼感をプラスしてくれます。大きさは、あまり大きすぎない6mm〜7mm玉くらいがバランスを取りやすいかもしれません。
一口にパールと言っても種類は色々。定番の「あこや真珠」はフォーマル感もあって上品ですし、もう少しカジュアルな「淡水パール」は、少し変形したバロックタイプなどもあって個性を出せます。クールな印象の「黒真珠」や、華やかな「ゴールドパール」などで遊んでみるのも素敵ですね。
揺れるデザインや和風ピアスの選び方
浴衣を着るときは、暑さ対策もあって、髪をアップスタイル(まとめ髪)にすることが多いですよね。そんな時に、耳元ですっきりと揺れるデザインのピアスは、涼しげでとても映えます。
歩いたり、振り向いたりするたびに小さく揺れるピアスは、視線を集めて、アップにしたうなじをより美しく見せてくれる効果も期待できるかも。
ダイヤモンドやアクアマリンのように透明度の高い宝石、カットが美しいクリスタルガラス、ティアドロップ(水滴)型のようなシンプルなデザインは、浴衣ならではの「清涼感」を演出してくれます。
また、せっかくの浴衣なので、「和」のモチーフで非日常感をめいっぱい楽しむのもおすすめです。普段使いは難しくても、この日だけは特別、という感じがいいですよね。
浴衣にぴったりの「和」モチーフ
- つまみ細工: ちりめん布で作ったお花。布製なのでとても軽く、耳への負担が少ないのが魅力。色も鮮やかです。
- 水引(みずひき): 祝儀袋などに使われる飾り紐。こちらも非常に軽く、多彩な色使いと結び方でデザインが豊富。「梅結び」などが人気です。
- とんぼ玉: 模様入りのガラス玉。ガラス特有の透明感が涼しげ。水風船(ヨーヨー)柄や金魚柄などは、夏祭りにぴったり!
- その他: 桜や梅などの和の花、扇子(せんす)や折り鶴、手まりなど、遊び心のあるモチーフも可愛いですね。
私は水風船や金魚のモチーフを見ると、それだけで一気に夏祭り気分が高まります!こうしたモチーフは、浴衣の柄とリンクさせても可愛いですね。
浴衣にピアスの上級コーデと手作り術
基本がわかったら、次はもっとオシャレに見せる応用編です。「浴衣だから」と控えめにするだけでなく、時にはピアスを主役にしたコーディネートも素敵ですよ。髪型とのバランスや、トレンドの取り入れ方、最後はオリジナルのピアス作りのアイデアもご紹介しますね。
髪型別!ショートやアップの合わせ方

浴衣のコーディネートは、髪型とのバランスがとっても重要。特にピアスは髪型によって見える面積や印象がガラッと変わってきます。
アップスタイル(まとめ髪・お団子ヘア)
耳元がすっきりと露出するアップスタイルは、ピアスが主役級に映える絶好のチャンスです。 この髪型なら、前述の「揺れるデザイン」や、存在感のある「大ぶりなデザイン」がおすすめ。視線が自然と耳元に集まり、すっきりと見せたうなじの美しさを際立たせる効果が期待できるかも。
ダウンスタイル(ショート・ボブ)
髪が耳にかかるショートヘアやボブの場合は、大ぶりなピアスだと髪に隠れてしまったり、揺れるタイプだと髪に絡まって邪魔になったりすることも。
おすすめは、耳にフィットする小ぶりなスタッドピアスや、小さめのフープピアスです。髪を耳にかけたときや、風で髪がなびいた時にキラリと覗く、さりげない演出がとても素敵です。上品で、こなれた印象になりますよ。
最重要!髪飾りとの「引き算」も忘れずに
セクション1でも触れた「引き算」の美学は、コーディネートの最終段階で最も重要です。顔周りのアクセサリーは「髪飾り」と「ピアス」の2つ。両方を最大ボリュームにしてしまうと、顔周りが渋滞してしまいます。
- 主役が「髪飾り」(大ぶりなかんざし、複数の花飾りなど)
→ ピアスは脇役に徹する。一粒パールや、ごく小さいスタッドタイプなど、主張の少ない控えめなものを選びましょう。 - 主役が「ピアス」(大ぶりなデザイン、長く揺れるデザインなど)
→ 髪飾りはシンプルに。小ぶりなかんざし一本、あるいはあえて「髪飾りなし」という選択も、ピアスを最大限に引き立てる粋なテクニックです。
どちらかを主役にするか、鏡の前でバランスを見て決めてみてくださいね。
ゴールドとシルバーどっち?地金の色

ピアスの地金の色、ゴールドとシルバー、どちらが良いか迷いますよね。これはどちらが正解というわけではなく、好みやその日のスタイルで選んでOKです。選び方の基準を2つご紹介しますね。
- 肌の色(パーソナルカラー)で選ぶ
一般的に、黄みがかった温かみのある肌(イエローベース)の方はゴールドが肌に馴染みやすく、青みがかったクールな肌(ブルーベース)の方はシルバーが肌の透明感を引き立てるとされています。自分の肌色に合うものを選ぶと、顔色がパッと華やかに見える効果も期待できますね。 - 浴衣や帯の色で選ぶ(上級テクニック)
その日のコーディネート全体と色をリンクさせる、上級者テクニックです。- 帯や帯締めに金糸や黄・赤系の柄が入っていたら、ピアスもゴールドで統一する。
- 浴衣が紺や紫、青などの寒色系であれば、ピアスもシルバーで統一し、全体の「涼感」を高める。
- 浴衣の柄の中の一色(例:花のめしべの色)とピアスの石の色を合わせる。
ちなみに、あるアンケート(N=504)では「ゴールド派」が63%、「シルバー派」が37%という結果も。浴衣の華やかな柄や、夏の太陽に合わせて、温かみのあるゴールドを選ぶ方が少し多いのかもしれませんね。
【早見表】浴衣スタイル別 推奨コーデマトリクス
浴衣のスタイル(柄)とヘアスタイルから、最適なピアスの選択肢とバランス術をまとめてみました。迷った時の参考にしてみてください。
| A. アップヘア(まとめ髪) | B. ショート / ボブ(ダウンスタイル) | |
|---|---|---|
| 1. 古典柄・上品 | 推奨: 一粒パール、揺れる和モチーフ(とんぼ玉など)、華奢な揺れる石 バランス: 髪飾りを主役に、ピアスは控えめに。 |
推奨: 小ぶりなパール、スタッドタイプの和モチーフ、小さなフープ バランス: 耳元でさりげなく輝くものを選ぶ。 |
| 2. レトロモダン・ポップ | 推奨: 大ぶりな和モチーフ(水風船、つまみ細工)、揺れるデザイン バランス: ピアスと髪飾りを「色」でリンクさせる。 |
推奨: 大ぶりでポップなスタッドピアス(アクリルなど) バランス: 髪に隠れないインパクトのあるもの。 |
| 3. クール・モダン | 推奨: 大ぶり(シルバー/ゴールド)、非対称、透かしデザイン バランス: 髪飾りは無し、ピアスを主役にする。 |
推奨: シャープなデザインのスタッド、中くらいまでのフープ バランス: 洋服感覚でのクールなコーディネート。 |
トレンドの大ぶりピアス活用術
ここ数年、洋服のトレンドと同じように、浴衣にも存在感抜群の大ぶりピアスを合わせるスタイルが人気です。特にレトロモダンや洋風のモダン柄の浴衣とは相性抜群!
顔周りに視線が集まるので、対比効果で小顔効果も期待できるかもしれません。
ただし、これを選ぶ時は「引き算」の原則を絶対に思い出してくださいね。大ぶりピアスを選ぶなら、髪飾りはシンプルにするか、思い切って無しにする。このバランス感覚が、洗練された浴衣姿の鍵になります。
「大ぶりだと重たい印象にならない?」「浴衣の涼しさが消えない?」と心配な方は、素材やデザインで「軽さ」や「涼感」を取り入れるのがおすすめです。
- 透かしデザイン: 金属がレースやフィリグリーのように「透かし」になっているもの。
- クリア素材: アクリルやガラスなど、透明感のある素材。
- 自然素材: ラタン(籐)やシェル(貝殻)など、夏らしい軽い素材。
- 和素材: 水引や軽いつまみ細工なども、大ぶりなデザインがあります。
浴衣に合うピアスはどこで買う?購入先リスト

いざ浴衣に合うピアスを探そう!と思っても、どこで買うか迷いますよね。欲しいデザインのタイプ別に、おすすめの購入先をまとめてみました。
高品質な定番品(パール・貴金属)
TPOを問わず長く使える、上質な一粒パールや貴金属のピアスが欲しいなら。浴衣だけでなく、フォーマルな場にも使える「一生モノ」を探すイメージですね。
- 百貨店のジュエリーサロン
- 老舗の宝石店(例:WAKO など)
- 信頼できるジュエリーブランドの公式サイト
トレンド・ファッション系
その年のトレンド(大ぶり、モダンなど)を取り入れ、モダン柄の浴衣と「洋服感覚」で合わせたいなら。その夏限りの楽しみとして、手頃な価格で見つけるのも賢い方法です。
- ファッションビルや駅ビルのアクセサリーショップ
- アパレルブランドの小物コーナー(例:PINKY&DIANNE など)
- セレクトショップ
和雑貨・ハンドメイド
つまみ細工や水引、とんぼ玉といった「和風モチーフ」を探すなら、ここが一番の宝庫です。
- 浅草や京都などの観光地にある和雑貨の専門店、お土産屋さん
- Creema(クリーマ)や minne(ミンネ)などのハンドメイドマーケットプレイス
ハンドメイドマーケットなら、一般的なジュエリーブランドでは絶対に見つからないような、個性的で手の込んだ和風デザインが豊富に見つかります。検索で「浴衣 ピアス」や「夏祭り ピアス」「水風船 ピアス」などと探してみると、素敵な作品に出会えるかもしれませんよ。
100均素材で手作りする浴衣ピアス
「自分だけのオリジナルピアスが欲しい!」「浴衣の柄と色を完璧に合わせたい!」という方には、手作り(DIY)もおすすめです。最近はSeria (セリア) や DAISO (ダイソー) など、100均の素材でもクオリティの高いものが作れますよ。
特に簡単なのが「UVレジン」を使ったピアスです。
100均レジンで簡単!和風ピアスの作り方
主な材料 (すべて100均で揃うことも):
- UVレジン液(ハードタイプ)
- レジン用モールド(型。五角形、六角形、シンプルな丸型などが和風になりやすい)
- 和風の折り紙(千代紙など、浴衣に合わせたい柄)
- ピアス金具(フック型、スタッド型などお好みで)
- 丸カン(マルカン)、9ピン / Tピン(パーツを繋ぐ金具)
- UVライト(100均でも手に入りますが、300円商品などの場合もあります)
- (あれば)平ヤットコ(金具を曲げるペンチ)
簡単な手順:
- モールド(型)にレジン液を薄く塗ります。気泡が入ったら爪楊枝などで潰します。
- 和風折り紙をモールドの形に合わせてカットし、レジン液の上にそっと配置します。
- 上からレジン液を流し込み、UVライトを当てて硬化させます。
- 硬化したら型から取り出し、金具をつけたい位置にピンバイス(細いドリル)で穴を開けるか、または硬化前に9ピンなどを差し込んで固定する方法もあります。
- 開けた穴に丸カン(マルカン)を通し、ピアス金具と繋げたら完成です!
これなら、自分の浴衣の柄に合わせた折り紙を選んで、世界に一つだけのピアスが作れますね。ほかにも、100均の水引キットや、ビーズなどを使って簡単に作る方法もありますよ。
DIYの際の注意点
レジン液を扱う際は、部屋の換気をしっかり行い、肌に直接触れないよう手袋をするなど、取り扱いには十分注意してくださいね。また、硬化時間はレジンの種類やライトの強さによって異なります。べたつきが無くなるまでしっかり硬化させることが重要です。
金属アレルギーが心配な方は、ピアス金具を「サージカルステンレス」や「チタンポスト」など、アレルギー対応のものに付け替えると安心かもしれません。これらも手芸店やネットで手に入ります。
浴衣にピアス:まとめ
ここまで、浴衣ピアスのマナーから選び方、コーディネート術、手作りアイデアまで、詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたか?
最初は「浴衣にピアスなんて…」と不安だった方も、「これなら試してみたい!」と思えるアイデアが一つでも見つかっていたら嬉しいです。
最後に、あなたに似合う浴衣ピアスの見つけ方をおさらいします。
浴衣に合うピアスの選び方のおさらい
- 基本マナーは「引き算」: 「三首(首・手首・足首)」を避け、ピアスは「左右1個ずつ」が基本。髪飾りとのバランスも忘れずに。
- 選び方の軸は2つ: 「浴衣の柄(古典/モダン)」と「髪型(アップ/ダウン)」で似合うデザインを絞り込む。
- 迷った時の鉄板: 万能な「一粒パール」か、アップヘアに映える「揺れるデザイン」。
- 上級テクニック: 浴衣や帯の色と、ピアスの地金(ゴールド/シルバー)や石の色をリンクさせる。
厳格なルールが少ない浴衣だからこそ、最低限のTPOやマナーを押さえつつ、自分が「これ可愛い!」と心から思えるものを選ぶのが一番大切だと私は思います。
あなたらしいお気に入りの浴衣ピアスを見つけて、夏の特別な一日を思いっきり楽しんでくださいね!
