焼き鳥レシピ|フライパンで簡単!串なしでも本格味に仕上げる
こんにちは、ニッポンハーモニーのヤスです。
焼き鳥を家で作るなら、立派な焼き台も竹串も必須ではありません。鶏肉と長ねぎを切ってフライパンで焼くだけでも、香ばしい焼き目と甘辛いタレが楽しめます。串を用意する手間もないので、普段の夕飯に取り入れやすいのがうれしいところですね。
私がおすすめしたいのは、肉と野菜の大きさをそろえ、先に焼き色を付け、タレは最後に絡める作り方です。塩味にしたい日や、長ねぎの代わりに玉ねぎを使いたい日にも応用できます。まずは鶏もも肉で基本を覚えて、家族の好みに合わせて楽しみましょう。
- 串なし焼き鳥の材料とフライパンでの作り方
- 表面を香ばしく焼きタレを焦がさないコツ
- 塩味や玉ねぎを使った簡単アレンジ
- 生焼けを防ぐ加熱と保存の注意点
串なし焼き鳥の基本レシピ
最初に、定番の「鶏もも肉と長ねぎの甘辛焼き」を紹介します。二人分を一度に作りやすい量にしているので、特別な材料を買い足さずに始められますよ。
二人分の材料と調味料
主役は脂がほどよくある鶏もも肉。焼き鳥らしいコクが出やすく、フライパン調理でも食感がまとまりやすい部位です。長ねぎは白い部分を使うと、焼いたときに甘さと香ばしさが引き立ちます。
| 材料 | 分量 | 役割 |
|---|---|---|
| 鶏もも肉 | 300g | ジューシーな主役 |
| 長ねぎ | 1本 | 甘みと香り |
| サラダ油 | 小さじ1 | 焼き付け用 |
| しょうゆ | 大さじ2 | タレの塩味 |
| みりん | 大さじ2 | 照りと甘み |
| 酒 | 大さじ1 | 風味付け |
| 砂糖 | 小さじ2 | 甘さの調節 |
この分量なら、ご飯に合うやや甘辛い味になります。しっかり甘い屋台風にしたい場合は砂糖を少し増やし、すっきり食べたいときは控えめに。調味料をあらかじめ器で混ぜておけば、焼いている途中に慌てません。
調理時間の目安は下ごしらえを含めて約20~25分ですが、肉の厚さやフライパンの性能で変わります。時間だけで食べ頃を判断せず、最後に中心まで火が通ったか確認してください。
肉と長ねぎの切り方
鶏肉は余分な大きな脂の塊を好みに応じて除き、一辺2.5~3cm程度を目安に、できるだけ厚みをそろえて切ります。小さすぎると水分が抜けやすく、大きすぎると表面だけ先に色付くため、ひと口で食べられる大きさが扱いやすいでしょう。

長ねぎは3cm前後のぶつ切りにします。鶏肉と見た目のサイズをそろえると、皿に盛ったときに串のない「ねぎま」のような雰囲気になります。厚い肉だけが混ざっていたら少し開いて厚みを調整すると、火の通り方が近づきます。
肉の表面にドリップがあれば清潔なキッチンペーパーで押さえます。水分が多いまま焼くと、フライパンに水がたまって蒸し煮になりやすいからです。ただし生の鶏肉を水洗いする必要はありません。野菜を先に切り、肉を扱った包丁やまな板は洗浄しましょう。
フライパンで焼く手順
フライパンに油を薄く広げて中火で温め、鶏肉は皮目を下にして並べます。最初の2~3分程度はむやみに動かさず、皮にこんがりした色が付くのを待つのがポイント。焦げ始めるようなら火を弱めてください。肉の表面に焼き目が付いてきたら裏返し、空いた部分へ長ねぎを置きます。
長ねぎも、ときどき向きを変えながら断面を焼きます。肉が重ならないように広げ、量が多いときは二回に分けると失敗しにくくなります。肉の両面に色が付いたら火をやや弱め、必要に応じてふたをして中心へ熱を通します。ここまでの時間は大きさによって前後するので、色と加熱状態を見ながら進めましょう。
十分に火が入ったら、余分な脂や水分をキッチンペーパーで慎重に拭き取り、混ぜておいたタレを加えます。中火より少し弱い火加減で全体を返しながら煮絡め、つやが出てタレが少し残る状態になれば完成。タレを入れるのは、肉の中まで加熱できてからと覚えると、焦がす失敗を減らせます。
基本の順番:肉を切る → 皮目から焼く → ねぎも焼く → 中心まで加熱する → 最後にタレを絡める。これがフライパン焼き鳥の基本です。
焼き上がりを確かめる方法
「片面を何分焼けば絶対に大丈夫」とは言えません。鶏肉の厚さ、冷蔵庫から出した直後かどうか、フライパンの材質で加熱の進み方が変わるためです。表面が茶色になっていても中心部が生のことはあります。
厚生労働省が示す安全の目安は、鶏肉の中心温度を75℃以上にして1分間以上加熱すること。最も厚い肉の中心に調理用温度計を差し込み、必要な温度と時間を確保しましょう。断面の色や肉汁だけでは、安全を確実に判断できません。
長ねぎに焼き色が付きすぎたら、ねぎだけ先に取り出しても構いません。鶏肉の加熱確認を優先し、最後にねぎと一緒にタレを絡めれば十分おいしくできます。野菜と肉をいつも同時に取り出す必要はないんです。
香ばしく仕上げる焼き方
家庭のフライパンは炭火と熱の伝わり方が違います。それでも、肉の表面をきちんと焼き、最後に味をまとわせるだけで、満足感のある一皿になります。
最初に焼き色を付ける

焼き鳥のおいしさを左右するのは、表面の香ばしさ。肉を置いた直後に何度も動かすと、フライパンに触れている時間が短くなり、焼き色が付きにくくなります。まず片面をじっくり焼き、自然にはがれやすくなったタイミングで返してみてください。
ただし強火にすればいいわけではありません。火力が高すぎると、皮だけ真っ黒なのに中は冷たい、という状態にもなります。中火で焼き目を付け、必要なら火を弱めて内部を加熱する流れが家庭向き。フライパンが薄く焦げやすい場合は、最初から少し控えめな火力が安心です。
肉から水分が大量に出るときは、一度に入れすぎている可能性があります。食材を重ねずに間隔を空けるだけでも違いますよ。火を強くして水分を無理に飛ばすより、量を分けて焼くほうが、焦げと生焼けの両方を防ぎやすくなります。
タレは最後に絡める
しょうゆと砂糖を含むタレは、長時間高温にさらすと焦げやすいもの。生の肉に最初からたっぷり絡めて焼くと、表面のタレばかり濃くなり、肝心の肉の中心がまだ加熱不足ということもあります。
だからこそ、肉そのものを焼き上げてからタレを入れます。タレが全体に泡立ってきたら火加減を見ながら肉を返し、汁気を完全になくす手前で止めるのがコツ。皿に盛ってからも少しずつ表面になじむので、フライパンの中で煮詰め切る必要はありません。
焦げたようなにおいがしてきたら、すぐ火を弱めるか止めましょう。水を少し加えてタレの濃さを調整できることもありますが、真っ黒に焦げた部分の風味は元に戻りません。甘さを足す前に火を調整することが、味を守る近道です。
串なしでも焼き鳥らしく
串に刺さないと焼き鳥にならないのでは、と感じるかもしれません。でも家庭で食べるなら、味の中心は肉の焼き目と塩・タレの組み合わせです。手間をかける場所を串打ちから火加減へ移せるのは、むしろ利点でしょう。
肉とねぎを交互に並べて盛り付けると、ねぎまらしい見た目になります。小鉢に入れず、平皿に少し間隔を空けて置くと、皮目のこんがり感も映えます。お好みで七味や粉山椒を少量添えれば、食卓で味の変化も楽しめます。
串がないので、子どもが食べるときに先端を気にしなくてよく、弁当のおかずにも取り分けやすいのが便利。ただし小さな子どもには食べやすい大きさに切り、熱いまま口に入れないよう気を付けてくださいね。
ふたを使うタイミング
ふたは、焼き目が付いたあとで中心部への加熱を助けたいときに使います。最初から閉めっぱなしにすると食材から出た水分がこもり、皮が柔らかくなりがち。まず表面を焼き、途中で短く蒸し焼きにし、仕上げはふたを外すという流れが扱いやすいです。
ふたをしている間は、急に水分がなくなって焦げることもあるので、様子を確認しましょう。ふたを外すときは蒸気でやけどをしないよう、顔から離して開けます。蒸し焼きの時間が長いほど安全というわけではなく、最後は必ず肉の中心温度を確かめる必要があります。
肉が厚い場合は、焼き始める前に厚い部分を開くほうが加熱しやすくなります。加熱後に慌てて細かく切り直すより、下ごしらえの時点で厚みを近づけるほうが、食感も仕上がりも安定しますよ。
タレと塩の味付けを楽しむ
人気の甘辛味も、すっきりした塩味も、同じフライパンで作れます。味付けは難しく考えず、肉や野菜の香りを生かすところから始めましょう。
定番の甘辛タレの割合
タレの基本はしょうゆ2:みりん2:酒1に、砂糖を好みで足す考え方です。この記事の二人分では、しょうゆとみりん各大さじ2、酒大さじ1、砂糖小さじ2を使います。専用の焼き鳥のタレを買わなくても、普段の調味料で十分おいしくなります。
甘さを控えたいなら砂糖を小さじ1程度にしてみてください。照りが弱く感じる場合でも、むやみに煮詰め続けるより、少しとろみが付くところで火を止めたほうが香りを残しやすいです。みりんや酒を使う場合は、タレをしっかり加熱して仕上げましょう。
にんにくやしょうがのすりおろしを少量加えるのもおすすめです。ただし入れすぎると鶏肉やねぎの風味が隠れます。最初の一回は基本の配合で作り、次から好みの方向へ変えると、自分の家の定番味を見つけやすいですよ。
塩焼き鳥の簡単レシピ

塩味にするときは、基本レシピのタレを使わず、鶏もも肉300gに対して塩約2~2.5gを出発点にすると調整しやすいでしょう。塩分を控えたい場合はさらに減らし、食べる直前に少量を足す方法もあります。塩は肉の両面へなるべく均等に振ってください。
好みでこしょうを振り、皮目から焼いて中心まで十分に加熱します。最後にレモンを搾れば、脂のコクを残しながらさっぱりした後味に。タレのような照りはありませんが、肉そのものの焼き目を感じられるのが塩焼きの魅力です。
塩を振って長く置いておくと表面に水分が出る場合があります。下味を付けたら冷蔵で衛生的に扱い、焼く直前に表面の余分な水分を軽く押さえると焼き色が付きやすくなります。塩だけで物足りない日は、仕上げに七味、柚子こしょう、大葉を添えてみるのもいいですね。
◆ヤスのワンポイントアドバイス
同じ材料でも、タレならご飯が進む味、塩なら肉とねぎの香りを楽しむ味になります。二人分を半量ずつ焼いて、今日はどちらが好きか食べ比べるのも楽しいですよ。
味が濃いときの直し方
タレを煮詰めすぎると、しょうゆの塩味も甘みも強く感じられます。まだフライパンに残っている段階なら、水を小さじ1ずつ足して様子を見ると調整しやすいです。タレが薄くなりすぎた場合は、火を入れて軽く煮詰め直しましょう。ただし肉に何度も熱を入れすぎると硬くなります。
味が濃い完成品は、焼いた玉ねぎやご飯と合わせると食べやすくなります。塩焼きで塩が多かったときも同様で、追加の塩を使わず野菜と盛り合わせるとバランスを取りやすいです。
反対に味が薄いなら、タレを別の小鍋で加熱して少量追加する方法が便利です。生肉に触れた調味液は加熱せずにかけ直さないでください。味直しは「追加で焼き続ける」より、「味付けだけ調整する」と考えるのがコツです。
長ねぎと玉ねぎのアレンジ
焼き鳥を手作りすると、野菜の選択も自由です。長ねぎがなくても玉ねぎで十分楽しめますし、冷蔵庫にある野菜を少し足すだけで一皿の満足感が変わります。
定番のねぎま風にする
長ねぎは焼くと辛みが和らぎ、断面に香ばしい色が付きます。鶏肉と一緒に焼く場合は、肉がある程度焼けたところで投入すると、ねぎだけ先に焦がす失敗を避けやすいでしょう。ねぎを短めに切っておけば、フライパンの中でも転がしやすくなります。
外側だけ色が付いて中がまだ硬ければ、弱火にして少し加熱を続けます。鶏肉が先に仕上がったなら一度取り出し、ねぎを好みの柔らかさにしてから一緒にタレを絡めても大丈夫です。串に刺していないからこそ、加熱の順番を簡単に変えられます。
ちなみに「ねぎま」といえば鶏肉と長ねぎの組み合わせがおなじみですが、家で食べるなら形を厳密に再現する必要はありません。大切なのは、鶏肉の旨みと焼いたねぎの甘さが同じ皿で楽しめることです。
玉ねぎを使った焼き鳥
長ねぎを買い忘れたときは、玉ねぎ半分程度をくし形に切って使えます。ばらけるのが気になる場合は根元を少し残し、厚みがありすぎる部分は薄くすると焼きやすくなります。甘みを生かしたいなら、やや弱めの火でじっくり加熱するのがおすすめです。
玉ねぎは水分が多いので、鶏肉と大量に重ねて入れると焼き色が付きにくくなります。先に鶏肉の片面を焼くか、玉ねぎを別に焼いてから合わせると仕上がりがよくなります。タレ味なら玉ねぎの甘みとしょうゆの香りがよく合うので、食べやすいおかずになりますよ。
地域によっては、玉ねぎを使う「やきとり」文化もあります。ただし、ここで作るのは豚肉を使う室蘭やきとりなどを再現する料理ではなく、鶏もも肉を使った家庭向けの簡単アレンジ。普段の焼き鳥を少し変えたいときにぴったりです。
野菜を足すときのコツ
ししとう、しいたけ、ピーマンなども焼き鳥風の味付けに合います。火の通り方が違う食材を同時に入れる場合は、焦げやすいものや小さく切ったものから先に取り出しましょう。仕上げに一緒に盛るだけでも、十分まとまりのある一皿になります。
水分の多い野菜を増やすなら、肉と別の場所で焼くか、数回に分けるのがおすすめ。タレを加える前にフライパンの水分を減らしておくと、味が薄くなりにくいです。反対に葉物を多く入れると炒め物に近づくので、焼き鳥らしさを優先するなら具材は鶏肉とねぎを中心にしましょう。
一緒に焼いた野菜も、生の鶏肉や肉汁に触れた場合は十分に加熱してください。サラダ用の野菜を同じまな板で切る場合も、生肉を扱う前に準備しておくと安心です。
鶏肉の部位による作り方の違い
基本はもも肉ですが、家にある部位でも作れます。ただし脂の量や形が違えば、焼いたときの仕上がりも変わります。まずは部位の特徴を知っておきましょう。
もも肉は初めてでも作りやすい
もも肉には適度な脂があり、表面に焼き目を付けてもコクを感じやすいのが魅力です。皮付きなら皮目から焼き、出てきた脂を必要に応じて拭き取ると、タレが油っぽくなりにくくなります。焼き鳥を初めて作るなら、まずもも肉から始めると味のイメージをつかみやすいでしょう。
唐揚げ用に切られた鶏もも肉でも作れますが、塊が大きい場合は厚みを調整してください。皮が重なっている部分や切れ目の奥は火の通りを確認しづらいので、焼き色だけで判断しないことが大切です。
肉を混ぜすぎずに焼くと皮の焼き目が残り、最後にタレを絡めれば食べ応えのある一品になります。余分な脂が気になるときは、最初の油を少なくしてもよいですが、フライパンの焦げ付き具合を見て調整しましょう。
むね肉で作るときの注意点

むね肉はもも肉より脂が少なく、軽い口当たりに仕上がります。そのぶん加熱しすぎると硬さを感じやすいので、均一な厚みで切り、必要な中心加熱を確認できたら長く焼き続けないことが大切です。塩味、レモン、大葉なども合います。
下ごしらえで酒を少量まぶす、繊維を断つ向きに切るといった方法も試せますが、漬け込んだから生焼けでよいわけではありません。肉の中心はもも肉と同じ安全基準で確認してください。水分が少ないと感じたら、仕上げのタレを少し残して盛ると食べやすくなります。
むね肉の下処理や柔らかく仕上げる方法を詳しく知りたい場合は、胸肉の焼き鳥を柔らかく作るコツも参考にしてください。この記事では、まずもも肉を使った基本の焼き方に集中しています。
皮やつくねを焼く場合

鶏皮は脂が多いので、火が強すぎると脂がはねたり、煙が出たりします。弱めから中火で脂を出し、表面が好みの状態になるまで様子を見ながら焼くのが基本。脂が多くたまったら火を止めて少し落ち着かせ、安全に拭き取ってください。熱い脂を水で流そうとしないことも大切です。
つくねは鶏ひき肉を丸めて作れますが、厚い団子にすると中心が加熱されにくくなります。フライパンなら少し平たく成形すると焼きやすいでしょう。ひき肉は表面だけ焼けても内部に菌が残るおそれがあるため、中心温度を確認して十分に加熱する必要があります。
どちらも甘辛タレがよく合いますが、もも肉とは加熱の進み方が異なります。初回から別の部位を一緒に大量に焼くより、まず一種類ずつ試すほうが失敗を減らせると思います。
家で焼くときの衛生と保存
おいしく食べるために、ここは省けないポイントです。鶏肉は新鮮でも食中毒の原因菌が付いている可能性があるため、焼き色だけでなく衛生管理も意識しましょう。
中心まで十分に加熱する
厚生労働省は、鶏肉のカンピロバクター食中毒を防ぐため、中心部を75℃以上で1分間以上加熱するよう案内しています。焼き鳥は表面がこんがりしていても、厚い部分の中心が加熱不足のことがあります。最も厚い肉の中心で温度を測るのが、家庭でできる確かな確認方法です。
途中で一個を切って見るだけでは、すべての肉が同じ状態とは限りません。肉をできるだけ同じ厚さにすることと、温度計を使うことをセットで考えましょう。小さな鶏肉でも中心加熱を省略しないでください。
安全上の注意:表面の焼き色や「肉汁が透明だから」という見た目だけで安全と決めつけないでください。調理用温度計で中心温度75℃以上・1分間以上の加熱を確認します。食中毒が疑われる症状がある場合は自己判断せず、医療機関に相談してください。
確認したいときは、厚生労働省「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」の案内も参考になります。フライパンの加熱時間はあくまで目安であり、温度の確認が優先です。
生肉を洗わず器具を分ける
鶏肉を水道水で洗うと、はねた水滴に食中毒の原因菌が含まれ、シンクや近くの食材を汚す可能性があります。ドリップが気になるときはペーパーで拭き取り、使ったペーパーはすぐ捨てましょう。肉を切った手で調味料の容器や冷蔵庫の取っ手に触れない工夫も大切です。
生肉に触れた菜箸やトングを、そのまま焼き上がった肉の盛り付けに使うのは避けます。加熱前と加熱後で道具を分けるか、洗浄・消毒してから使ってください。まな板や包丁も同様です。こうしたひと手間が、家庭の食中毒対策につながります。
詳しくは、農林水産省「鶏料理を楽しむために」にも、洗わないことや器具を清潔に保つことが紹介されています。小さな手間ですが、料理に慣れるほど忘れないようにしたいですね。
残った焼き鳥の保存方法
食べきれなかった焼き鳥は、清潔な容器に小分けし、長く室温に放置せず、粗熱を早めに取って冷蔵しましょう。タレが付いていても常温で長持ちするわけではありません。翌日以降に食べるなら状態を確かめ、中心まで十分に再加熱してください。
食べる予定が先なら冷凍する方法もあります。小分けしてラップで包み、保存袋に入れて空気を減らすと乾燥を抑えやすいです。ただし家庭用冷凍庫の性能や保存状態によって品質は変わり、冷凍してもすべての菌が死ぬわけではありません。安全を保証する一律の保存日数は設けられません。
作り置きの期限を無理に延ばすより、早めに食べきるのがおすすめです。冷凍保存や解凍を詳しく確認したい方は、焼き鳥の冷凍保存と解凍のコツもチェックしてみてください。
食卓で楽しむ焼き鳥の工夫
串なし焼き鳥は、作ったあともアレンジしやすいのが魅力です。夕飯の主菜、おつまみ、丼など、同じ基本レシピからいろいろ楽しめます。
ご飯に合う主菜にする
甘辛タレの焼き鳥は白いご飯によく合います。千切りキャベツやきゅうり、トマトを添えれば、肉だけの皿よりも食卓が華やかになります。タレを少し残して盛り付け、ねぎにも味を絡めると最後までおいしく食べられますよ。
もっと手軽に済ませたい日は、温かいご飯の上に焼き鳥をのせて焼き鳥丼にするのもおすすめ。刻みのりや白ごまを少量振るだけで、いつものおかずが違う雰囲気になります。温泉卵などを合わせる場合は、卵の扱いにも気を配りましょう。
献立を考えるのが大変なときは、焼き鳥に合う付け合わせと献立も参考になります。肉の味が濃い日は、さっぱりした副菜を添えると食べやすくなります。
おつまみらしい盛り付け
塩焼きは平皿に盛ってレモンを添えるだけでも十分。タレ焼きなら白髪ねぎや七味を少量添えると、見た目も味も変化します。焼きたての皮の香ばしさを楽しみたいときは、タレを別添えにして塩味のまま食べるのもいいですね。
串を使わないため取り分けやすく、家族それぞれが好きな味に調整できるのも利点です。取り箸は調理に使った生肉用のものと分け、温かいうちに食べましょう。食卓で長時間出しっぱなしにしないことも忘れずに。
焼き鳥らしい雰囲気は、豪華な道具より香りと盛り付けで十分伝わります。頑張りすぎず、家でくつろぎながら楽しむのが一番かなと思います。
作り置きと温め直し
忙しい日のために作り置きしたい場合も、十分に加熱してから清潔な容器へ移し、早めに冷やして保存します。温め直すときはフライパンへ少量の水を加え、ふたをして中まで温めたあと、ふたを外して余分な水分を飛ばすとタレの味がぼやけにくくなります。
電子レンジで温める場合は、加熱むらを減らすため途中で位置を変えるなどして、全体が十分に熱くなるまで加熱してください。何度も温め直すことを繰り返さず、食べる分だけ取り分けると品質を保ちやすいです。
弁当に入れるなら、十分に加熱したものをしっかり冷まし、汁気を減らして詰めましょう。暑い時期や持ち歩き時間が長いときは保冷にも配慮が必要です。作り置きや弁当は、食べるまでの温度管理も調理の一部と考えてください。
焼き鳥レシピのよくある疑問
最後に、フライパンで手作りするときによく出てくる疑問に答えます。実際の調理では肉の厚みや火力が違うので、基本の考え方を押さえておくと応用しやすいですよ。
焼き鳥のよくある質問(FAQ)
Q1. 焼き鳥は串なしでもおいしく作れますか?
A. はい。鶏肉とねぎを同じくらいの大きさに切り、フライパンで先に焼き色を付け、最後にタレを絡めれば、串なしでも焼き鳥らしい味になります。串に刺さないぶん食材を動かしやすく、家庭では手軽です。
Q2. フライパンの焼き鳥は何分焼けばいいですか?
A. 最初の皮目に焼き色を付ける目安は2~3分程度ですが、全部で何分かは肉の厚みや火力によって違います。時間だけで決めず、厚い部分の中心温度が75℃以上で1分間以上になるよう加熱してください。
Q3. 焼き鳥のタレはいつ入れるのが正解ですか?
A. 鶏肉を中心まで十分に加熱してから入れるのがおすすめです。しょうゆや砂糖を含むタレは焦げやすいため、仕上げに短く煮絡めると、肉の焼き色とタレの照りを両立しやすくなります。
Q4. 長ねぎの代わりに玉ねぎを使えますか?
A. 使えます。玉ねぎ半分程度をくし形に切って焼き、鶏肉と最後に合わせてください。水分が多いので、フライパンを混雑させず焼くと香ばしく仕上がります。甘辛タレとの相性も良好です。
Q5. 塩味の焼き鳥もフライパンで作れますか?
A. もちろんです。鶏もも肉300gに塩約2~2.5gを目安に振り、皮目から焼いて中心まで十分に加熱します。好みでこしょうやレモンを添えれば、タレとは違ったさっぱりした焼き鳥になります。
串なし焼き鳥レシピのまとめ
フライパンの串なし焼き鳥は、日々の夕飯に取り入れやすい手作り料理です。炭火の香りを無理に再現しなくても、表面を香ばしく焼いてから調味するだけで、食欲をそそる味になります。
- 鶏もも肉と長ねぎの大きさや厚みをそろえる
- 肉を重ねずに焼き、先にこんがりした焼き目を付ける
- 甘辛タレは中心まで加熱したあとの仕上げに絡める
- 塩味や玉ねぎでも気軽にアレンジできる
- 中心温度75℃以上・1分間以上の加熱を確認する
最初は基本のもも肉とねぎのタレ焼きから。次は塩味、その次は玉ねぎ入りと変えていけば、同じフライパンでも飽きずに楽しめます。難しい道具は後回しにして、今夜の食卓で焼きたての味を試してみてください。
