日本の食べ物

うどん一人前は何グラム?乾麺・生麺・冷凍別の目安

うどん10
japanblog

「うどん 一人前 何グラム」かを知りたい時、生麺や乾麺、手軽な冷凍うどんなど、種類によって基準が異なり迷うことがあります。茹でた後の重量変化も気になりますし、カロリーや、比較対象としての蕎麦 乾麺の一人前についても知りたいところです。また、うどん 一人前 何グラム 丸亀製麺のような人気店での量はどうなっているのでしょうか。この記事で、うどんの一人前に関するあらゆる疑問を解決します。

記事のポイント
  • うどんの種類(乾麺・生麺・冷凍)別の一人前の目安量
  • 茹でる前と茹でた後のうどんの重量変化
  • うどん一人前あたりのカロリーや、蕎麦との比較
  • 人気チェーン店(丸亀製麺)でのサイズ別グラム数

うどんの一人前は何グラム?麺の状態別目安

乾麺うどんの目安量

うどん 乾麺

乾麺のうどん一人前は、60gから80gが目安とされています。乾麺は水分を抜いて乾燥させているため、生麺やゆで麺に比べて非常に軽いのが特徴です。

スーパーなどで束になって売られている商品も、一束75gや80gなど、この範囲内で設定されていることが多く見られます。ただし、これはあくまで一般的な目安です。しっかり食べたい方や、他に具材が少ない場合は100g程度(そうめんや蕎麦で一般的な量)を用意することもあります。

乾麺のポイント
乾麺のうどんは長期保存が可能ですが、茹で上がると重量が大きく増えるため、茹でる前の計量が非常に重要です。「少し足りないかな?」と感じるくらいの量が、茹で上がりにはちょうど良い一人前になります。

生麺うどんの目安量

うどん 生麺

生麺のうどん一人前は、120g程度が目安です。生麺は製麺後に乾燥させていないため、麺自体に多くの水分(約40%程度)を含んでいます。

このため、乾麺と比べると茹でる前の状態でも重さがあります。打ち粉がまぶしてあるタイプや、半生麺(生麺を少し乾燥させたもの)も、生麺とほぼ同様の120g前後を一人前として計算するのが一般的です。

生麺は日持ちしない点がデメリットですが、うどん本来の食感や風味を最も楽しめるというメリットがあります。

冷凍うどんの目安量

冷凍うどん

冷凍うどんは、一玉あたり170gから180g程度が一人前の目安として広く普及しています。多くのメーカーがこの重量で個包装して販売しています。

冷凍うどんは、一度茹で上げたうどんを急速冷凍したものです。そのため、調理時に重量が大きく変わることはありません。電子レンジや短時間の茹で時間で手軽に食べられる利便性が最大の特徴です。

冷凍うどんの一玉は、他のタイプのうどんと比べて「茹で上がり後」の重量としてはやや少なめに感じるかもしれません。これは、様々な具材と合わせたり、鍋のシメとして使われたりすることを想定しているためとも考えられます。

市販のゆでうどん一玉の量は

スーパーなどで冷蔵(チルド)販売されている「ゆでうどん」は、一玉200gが最も一般的な規格となっています。メーカーによっては180gや220gといったバリエーションもありますが、200gが主流です。

これは既に茹で上がった状態の重量であり、購入後に再度茹でても重量はほとんど変わりません(温める際に水分を吸って1.1倍~1.2倍程度、220g~240gになることもあります)。

ただ、この「一玉200g」は、成人男性にとっては少し物足りない量かもしれません。香川県のうどん店での調査では一玉の平均が約240gというデータもあり、市販のゆでうどんはやや小ぶりな設定と言えます。

茹でた後の重量変化は?

うどんの一人前を考える上で最も重要なのが、茹でた後の重量変化です。特に乾麺と生麺は、茹でることで水分を吸収し、重量が大きく増加します。

麺の状態によって、茹でた後の重量がどれくらい変わるのかを表にまとめました。

麺の状態 茹でる前(一人前) 茹でた後(目安) 重量の増加倍率
乾麺 60g~80g 約180g~240g 約3倍
生麺 120g 約240g 約2倍
冷凍うどん 170g~180g 約170g~180g ほぼ変わらない
市販のゆで麺 200g 約200g~240g ほぼ変わらないか微増

茹でるときの注意点
乾麺や生麺を茹でる際、「これくらいで足りるだろう」と目分量で鍋に入れると、茹で上がりが想像以上の量になりがちです。特に乾麺は3倍に増えるため、必ず計量器で測ることをおすすめします。

小麦粉80gが茹でうどん約240gに換算されるという基準があり、これが多くの一人前の目安の根拠となっています。どの状態の麺も、最終的に茹で上がりで200g~250g程度になるのが、標準的な一人前と言えるでしょう。

うどん一人前は何グラムかの比較と補足

カロリーはどのくらい?

うどんのカロリーは、麺の状態(生・乾麺・ゆで)によって100gあたりの数値が大きく異なります。これは水分の含有量が違うためです。

文部科学省が公表している「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」によると、うどんのカロリーは以下のようになっています。

100gあたりのカロリー目安

  • うどん(生):約270kcal
  • 干しうどん(乾):約348kcal
  • うどん(ゆで):約105kcal

(参照:文部科学省「日本食品標準成分表2023年版(八訂)」

乾麺100g(約348kcal)は、茹でると約3倍の300g(ゆで)になりますが、カロリー自体が水で洗い流されるわけではありません。茹でた麺300gのカロリーは、元の乾麺100gとほぼ同じ約348kcalとなります。

私たちが普段食べる「ゆでうどん」の一人前(約200g~250g)で換算すると、麺のみのカロリーは約210kcal~263kcal程度が目安となります。これに、つゆや天ぷらなどのトッピングのカロリーが加わります。

一人前に必要とされるつゆの量

めんつゆ

うどんを美味しく食べるためには、つゆの量も重要です。食べ方によって必要とされる量が異なります。

もちろん、これはあくまで目安の量です。つゆをたっぷり飲みたい場合や、具材が多い場合は調整してください。

かけうどん(温かい)の場合

かけうどん一人前に必要なつゆの量は、約250ml~300mlが一般的です。市販の濃縮めんつゆを使用する場合は、製品に記載されている希釈倍率を守って、この量になるように調整します。

ざるうどん(冷たい)の場合

ざるうどん(つけ麺)の場合、一人前に必要とされるつゆの量は約100ml~150mlが目安です。かけうどんよりも濃いめのつゆを用意します。

蕎麦の乾麺との一人前の違い

そば 乾麺

うどんとよく比較される麺類に蕎麦があります。蕎麦の乾麺の一人前は、うどんと少し目安が異なります。

  • うどん(乾麺):60g~80g
  • 蕎麦(乾麺):80g~100g

このように、蕎麦の乾麺はうどんよりも一人前の設定がやや多めの傾向にあります。これは、蕎麦の方が茹で上がりの重量増加率がうどん(約3倍)に比べてやや少ない(約2.6倍~2.7倍程度)ことや、食感の違いから満足感を得るために必要な量が変わってくるためと考えられます。

丸亀製麺の場合

人気うどんチェーン「丸亀製麺」での一人前のグラム数が気になる方も多いようです。丸亀製麺では、麺の量を「並」「大」「得」から選べます。

公式サイトでは麺のグラム数は公表されていませんが、多くの調査や情報によると、茹で上がり後の麺の重量は以下が目安とされています。

サイズ 麺の量(茹で上がり後) 目安
約260g~280g (1玉)
約390g~405g (1.5玉)
約520g~540g (2玉)

あくまで目安です
これらの数値は公表されたものではなく、店舗でのオペレーションや麺を湯切りする担当者によって多少の変動があるとされています。あくまで参考の数値としてご覧ください。

市販のゆでうどん(200g)や冷凍うどん(180g)と比較すると、丸亀製麺の「並」はそれらよりもボリュームがあることが分かります。

美味しくうどんを茹でるコツ

うどん 茹でる

うどんの一人前の量がわかったところで、麺を美味しく茹でるためのコツを紹介します。特に乾麺や生麺は、茹で方ひとつで食感が大きく変わります。

最も重要な結論は、「大きなたっぷりのお湯で茹でる」ことです。

その理由は、麺を投入した際にお湯の温度が急激に下がるのを防ぎ、麺が鍋の中でおどる(対流する)スペースを確保するためです。

美味しく茹でる具体的な手順

  1. お湯の量:乾麺100gあたり、最低でも1リットルの水を用意します。できるだけ大きな鍋を使いましょう。
  2. 火加減:強火でしっかり沸騰させます。
  3. 茹でる:麺をパラパラと入れ、くっつかないように軽くかき混ぜます。吹きこぼれそうになったら火加減を調整します(差し水は温度が下がるため非推奨です)。
  4. 冷水でしめる:茹で上がったら素早くザルにあげ、冷たい流水で麺の表面のぬめりを取るようにもみ洗いします。
  5. 水気を切る:最後にしっかり水気を切って完成です。

この「洗ってしめる」工程が、うどんに強いコシを生み出します。温かいうどんで食べる場合でも、一度冷水でしめてから、再度お湯で温め直す(湯通しする)と、格段に美味しく仕上がります。

うどんの一人前は何グラムか:まとめ

この記事では、うどんの一人前のグラム数に関する様々な疑問について解説しました。最後に、重要なポイントを一覧でまとめます。

  • 乾麺の一人前は60g~80gが目安
  • 生麺の一人前は120g程度が目安
  • 冷凍うどんは一玉170g~180gが主流
  • 市販のゆでうどんは一玉200gが主流
  • 乾麺は茹でると約3倍に増える
  • 生麺は茹でると約2倍に増える
  • どの麺も茹で上がりは200g~250g程度が標準的な一人前
  • ゆでうどん100gあたりのカロリーは約105kcalとされる
  • 一人前の麺(約200g~250g)のカロリーは約210kcal~263kcalが目安
  • かけうどんのつゆは約250ml~300ml
  • ざるうどんのつゆは約100ml~150ml
  • 蕎麦の乾麺は80g~100gと、うどんよりやや多め
  • 丸亀製麺の「並」は茹で上がり約260g~280gとされている
  • うどんを美味しく茹でる秘訣はたっぷりのお湯で茹でること
  • 茹でた後は冷水でしっかりしめるとコシが出る
ABOUT ME
ハーモニーニッポン
ハーモニーニッポン
ブロガー
日々の生活の中に「和の心」を取り入れるライフスタイルを発信中。 ハーモニーニッポンでは、日本の四季・食・文化の魅力を世界に伝える記事を執筆しています。 好きな食べ物は焼き鳥。
記事URLをコピーしました