2025.11.10

友人の結婚式に着物で参列！マナーと選び方ガイド

japanblog

大切な友人の結婚式。「せっかくだから着物で参列したい！」そう思う気持ち、すごく素敵ですよね。でも、いざ「着物結婚式友人」で検索してみると、未婚や既婚といった立場の違いで選ぶ種類が変わるとか、20代や30代の年齢で振袖はOKか、訪問着が無難か、なんて情報がたくさん出てきて…。

親族と違って友人の立場だと、色留袖はNGなの？小紋はダメ？マナー違反にならないか、どの着物を選べばいいか、本当に悩みますよね。着物って、洋装のドレスマナーとはまた違った独特のルールがたくさんあるんです。

色選びや髪型、当日の所作、特に初心者さんにはハードルが高いトイレの行き方まで、考え始めると「やっぱりドレスが無難かな…」と不安になるかもしれません。

この記事では、友人の結婚式に着物で参列したいと考えているあなたへ、ゲストとしての基本的なマナーや着物の選び方を、私の経験も踏まえながら分かりやすくまとめました。ポイントさえ押さえれば、自信を持って着物のお祝いスタイルを楽しめますよ。

友人ゲストの立場（未婚/既婚）に合った着物の種類
結婚式で避けるべきNGな着物とマナー違反の色柄
着物に合わせる小物（草履・バッグ）や髪型のルール
当日の着崩れを防ぐ所作やトイレの行き方

友人の結婚式に着物で参列する基本

友人の結婚式に着物を選ぶって、とっても喜ばれる素敵な選択です。着物で参列するゲストがいると、会場全体がパッと華やぎますし、何より新郎新婦やご親族に「大切な日のために、手間をかけてお祝いに来てくれた」という気持ちが深く伝わります。

ただ、洋装のドレスコードと同じように、着物にも守るべき「格」のルールがあります。（結婚式の服装マナー全般については、結婚式お呼ばれ服装マナーの基本も参考にしてみてくださいね。）まずは「友人ゲスト」という立場にふさわしい着物の種類から、基本をしっかり見ていきましょう。

未婚・既婚の立場で選ぶ種類

着物選びでまず大切なのが、今の自分の立場（未婚か既婚か）です。これは伝統的な着物のルールに基づいているんですね。

未婚の友人ゲスト

未婚の方なら、最も格が高い礼装である「振袖（ふりそで）」が第一候補になります。あの地面に届きそうな長い袖は、未婚女性だけに許された特権で、お祝いの席にこの上ない華を添えてくれます。

もちろん、振袖でなくても、後述する「訪問着」を選ぶのも全く問題ありません。30代以降の方や、落ち着いた雰囲気がお好きな方には訪問着も人気です。

既婚の友人ゲスト

既婚の方、または未婚でも振袖はちょっと…という方には、未婚・既婚を問わずに着られる「訪問着（ほうもんぎ）」が最も一般的で、私も一番おすすめしたい着物です。汎用性が高く、友人ゲストという立場に最もバランスが良いんですね。

他にも「付け下げ」や「色無地（一つ紋付き）」も準礼装としてOKですが、訪問着ほどの華やかさや格調高さは求めない、少しカジュアルな披露宴などの場合に適しているかなと思います。

友人ゲストとしては、まず「訪問着」を軸に考えると失敗がないかなと思います。

友人ゲストの着物クイックテーブル

立場	年代	第一推奨（◎）	準推奨（○）
未婚	20代	振袖	訪問着
未婚	30代	訪問着	振袖（30代前半まで推奨）
未婚	40代	訪問着	付け下げ、色無地（一つ紋）
既婚	20代	訪問着	付け下げ、色無地（一つ紋）
既婚	30代	訪問着	付け下げ、色無地（一つ紋）
既婚	40代	訪問着	付け下げ、色無地（一つ紋）

※これはあくまで一般的な目安です。

20代未婚は振袖？訪問着？

20代で未婚の友人ゲストなら、ぜひ「振袖」を選んでほしいなって思います！

成人式のイメージが強いかもしれませんが、振袖は未婚女性の第一礼装。新郎新婦から「ぜひ振袖で来てほしい」とリクエストされることも多いくらい、会場が一気に華やぐので、ご親族にもすごく喜ばれますよ。

もちろん、「振袖はちょっと派手かな？」「準備が大変そう」と感じるなら、若々しい色合いの「訪問着」でも全く問題ありません。訪問着なら、今後のご友人やご親戚の結婚式、自分がお子さんを持った時のお宮参りや七五三など、長く着られるというメリットもありますね。

振袖選びの注意点：成人式との違い

もし振袖を選ぶなら、主役はあくまで花嫁さん、ということを忘れずに。成人式で好まれるような、ギラギラしたラメ使いや、あまりにも大柄で奇抜なデザインは避けましょう。

少し落ち着いた地色や、上品な古典柄、柄数が少なめの上品なものを選ぶと、「お祝いの気持ちで華やかに装ってきた」という心遣いが伝わる素敵な装いになりますよ。ヘアメイクも、成人式のように盛りすぎず、品良くまとめるのがポイントです。

30代未婚の着物選びのポイント

30代未婚の方だと、ここが一番悩むポイントかもしれませんね。いわば「着物の移行期」とも言えます。

ルール上は、未婚であれば何歳でも振袖を着てOKです。40代、50代でもルール違反ではありません。ただ、現実的には「30代前半までかな…」とご自身で判断される方が多いのも事実。

30代で振袖を選ぶなら

もし30代で振袖を選ぶなら、20代の時とは少し選び方を変えたいところ。例えば、地色が紺や深緑、藤色などしっとりとした色柄や、柄数を抑えて裾模様に重点を置いたような「大人っぽい」デザインを選ぶのが素敵だと思います。

30代のベストは「訪問着」

「もう振袖は卒業かな」と感じる方には、「訪問着」がベストな選択です。30代の女性が持つ知性や落ち着き、品格を一番引き立ててくれるのが訪問着かなと思います。
色留袖は格が高すぎますし、振袖を卒業した今、友人ゲストとしてTPOに完璧にマッチするのが訪問着なんですね。品格のある訪問着は、30代の落ち着いた魅力にぴったり合いますよ。

既婚ゲストは訪問着が基本

ご結婚されている友人ゲストの場合、着物の選択はシンプルです。「訪問着」を選べば間違いありません。

振袖は未婚女性の象徴なので、結婚したら「卒業」となります。（結婚式直後で若くても、既婚者は振袖を着ないのが厳格なマナーです）

訪問着は、未婚・既婚を問わない万能な準礼装なので、友人ゲストの立場に最もふさわしいとされています。

年齢に合わせた訪問着選び

20代既婚：淡いピンクや水色、クリーム色など、明るく若々しい地色のものが素敵ですね。
30代・40代既婚：若草色や藤色、上品なベージュやグレーなど、落ち着きと華やかさを兼ね備えた色合いが好まれます。柄も、流行り廃りのない古典柄や吉祥文様を選ぶと、格調高くまとまります。

訪問着の「紋」について

訪問着は、着物を広げると一枚の絵のようになる「絵羽模様（えばもよう）」が特徴です。この柄付けが、フォーマルな場にふさわしい格の高さを表しています。
訪問着は背中に「紋（家紋）」を入れると格が上がりますが、現代では友人ゲストとして参列する場合、あえて紋を入れない「紋無し」の訪問着が主流です。その方が格が上がりすぎず、ゲストとして控えめな立場を示せるんですね。

親族と違う？色留袖の注意点

最近、「色留袖（いろとめそで）」も未婚・既婚問わず着られる、と解説されることが増えましたが、友人ゲストの場合はちょっと待ってください。

色留袖は、裾だけに模様が入った着物で、訪問着よりも格上の礼装です。主に「ご親族」や「主賓（会社の上司など）」が着用するものです。

色留袖は背中や袖に入れる「紋」の数で格が決まります（五つ紋＞三つ紋＞一つ紋）。友人ゲストが着るとしても「一つ紋」が限界ですが、それでも訪問着より格上と見なされます。

格の逆転に注意！

もし新郎新婦の上司（主賓格）が「訪問着」を着ている横で、友人のあなたが「色留袖」を着ていたら…。ゲスト同士で「格の逆転」が起きてしまい、主賓の方に恥をかかせてしまう、大変なマナー違反になる恐れがあります。
また、ご親族と見間違われてしまう可能性もあります。友人の立場なら、こうした混乱を避け、立場にふさわしい「訪問着」を選ぶのが最も安全で適切なマナーだと私は思います。

NGな着物：小紋や紬は普段着

結婚式はフォーマルな「儀礼の場」です。そのため、「普段着」にあたる着物は厳禁です。

ドレスコードで言えば、ジーンズやTシャツで出席するようなもの。どれだけ高価なものでもNGです。

小紋（こもん）

名前の通り「小さな模様」が着物全体に「繰り返し」配置されたデザインです。柄の向きも上下関係なく染められています。お稽古や観劇、友人との食事など、おしゃれ着としては素敵ですが、結婚式にはふさしくありません。

紬（つむぎ）

紬は、糸を先に染めてから織り上げる「織り」の着物です。元が日常着や作業着から発展したもので、非常に高価な（何百万円もする！）紬もありますが、あくまで「最高級の普段着」という扱いです。礼装とは認められていません。

浴衣（ゆかた）

これは言うまでもありませんが、浴衣は元々が湯上がりに着る寝間着です。現代では夏の外出着にもなっていますが、結婚式での着用は論外です。

うっかり選んでしまわないよう、レンタルの際も「結婚式で友人が着る」とはっきり伝え、礼装用の着物を選んでもらうことが大切ですね。

着物で結婚式に参列する友人のマナー

さて、着物の種類が決まったら、次はマナーです。着物は着物本体だけでなく、帯や小物、髪型まですべて含めたトータルコーディネートで「格」が決まります。主役の花嫁さんやご親族に失礼がないよう、色柄や小物、当日の振る舞いまで、友人の結婚式に着物で参列する際に押さえておきたい大切なルールをチェックしましょう。

タブーな色とおすすめの吉祥文様

洋装のドレスコードで「白いドレスは花嫁さんの色だからNG」というのと同じで、和装にも避けるべき「色」があります。

【絶対NG】白（白地）

和装でも「白」は花嫁（白無垢）のための特別な色です。ゲストが白地の着物や、遠目から見て白っぽく見える（白の面積が非常に多い）着物を着ることは厳禁とされています。

【絶対NG】黒（黒地）

「黒」は、ご親族が着る「黒留袖」を連想させるため、ゲストは避けるのが絶対的なマナーです。黒地の訪問着や振袖は、遠目から見ると黒留袖と紛らわしく、ゲストと親族の区別がつかなくなってしまいます。

【注意】赤・オレンジ・金色など

これらの鮮やかな色は、花嫁さんがお色直しで着る「色打掛」のメインカラーになりやすい色です。絶対に禁止ではありませんが、花嫁さんの衣装と色がかぶらないことが何よりも優先されます。
もし可能なら、事前に新婦本人に「お色直しで何色の衣装を着るの？」とこっそり聞いておくのが一番確実ですね。確認できない場合は、こうした主役級の色は避けておく方が無難かもしれません。

礼装用の草履やバッグなど小物選び

着物は、小物まで「格」を揃えて初めて完成します。訪問着や振袖など礼装用の着物には、それにふさわしい小物が必要です。ここを間違えると、せっかくの着物が台無しになってしまうので注意しましょう。

帯（おび）

礼装・準礼装の着物には、最も格の高い「袋帯（ふくろおび）」を合わせるのが決まりです。金糸や銀糸をふんだんに使った、格調高い吉祥文様や古典柄のものを選びます。
NGなのは「名古屋帯」です。これはお出かけ用（カジュアル）なので、結婚式では使えません。

草履（ぞうり）とバッグ

草履とバッグは、お揃いの素材や色柄で作られた「セット」で揃えるのが最もフォーマルとされます。少なくとも、色や素材感（金・銀基調、上品なエナメル、織り生地など）に統一感を持たせましょう。

一番の重要ポイントは、草履の「台の高さ」です。かかとが5cm前後（またはそれ以上）ある、高さのあるものがフォーマル用です。台が低いもの（3cm以下など）はカジュアル用（普段履き）と見なされるため、結婚式にはふさわしくありません。

サブバッグと「ふくさ」の準備

和装用のフォーマルバッグはとても小さいので、ご祝儀袋やスマホくらいしか入りません。そのため、お化粧ポーチや招待状などを入れるための「サブバッグ」が必須です。A4サイズ程度で、金襴の生地など高級感のある布製のものを選びましょう。
また、ご祝儀袋をむき出しで持参するのはマナー違反です。必ずご祝儀袋を「ふくさ（袱紗）」に包んで持参しましょう。

衿元（えりもと）の小物

半衿（はんえり）：着物の下に着る長襦袢の襟元に見える部分ですね。ここは必ず「白」を選びます。色付きや華やかな刺繍入りの半衿は、あくまでおしゃれ用（カジュアル）です。
重ね衿（かさねえり）：着物の襟元に挟み込み、着物を重ねているように見せる飾りの襟です。これは慶事（お祝い事）専用のアイテムで、装いをより華やかに見せてくれます。必須ではありませんが、訪問着や振袖にはよく使われますね。

帯周り（おびまわり）の小物

帯揚げ（おびあげ）：帯の上辺を飾る布です。
帯締め（おびじめ）：帯の中央を締める紐です。

ご親族が着る黒留袖の場合は、これらは「白」と厳格に決まっていますが、友人ゲスト（訪問着・振袖）の場合は、白や淡い色、または着物の色に合わせた上品な差し色（淡いピンク、水色、紫など）に、金糸や銀糸が入った礼装用のものを選び、ゲストらしい華やかさを加えることができます。

失敗しない髪型と髪飾りのルール

着物を着るときは、ヘアスタイルも重要です。ドレスの時とは少し意識を変える必要があります。

基本は、うなじ（襟足）のラインを美しく見せる「アップスタイル」が絶対のマナーです。肩にかかるミディアムやロングヘアの方は、シニヨンや夜会巻きなどで、清潔感と品格のあるスタイルにまとめましょう。（結婚式の髪型マナーについては、お呼ばれヘアスタイルの基本マナーも参考にどうぞ）

ショートヘアの方も、そのまま下ろすのではなく、ヘアバームなどで毛流れを整え、顔周りをすっきりとさせることが大切です。

要注意！ゲストのNG髪飾り

髪飾りは、花嫁さんの特権を侵害しないよう、細心の注意が必要です。これを知らずに選ぶと、最大のマナー違反になりかねません。

【絶対NG】生花：生花の髪飾りは、ウェディングドレスや白無垢に合わせる「花嫁さん専用」の特別なアイテムです。ゲストは絶対NGです。
【絶対NG】ティアラ：これも同様に「花嫁さんのためのアイテム」です。
【NG】大ぶりすぎる飾り：花嫁さんより目立つもの、派手すぎる色使い、強すぎる輝きのものは避けます。
【NG】カジュアルな素材：シュシュ、プラスチック製のもの、フォーマル感のない布製リボンなどはふさわしくありません。
【NG】殺生を連想させるもの：ファー（毛皮）や革製品はお祝いの場では避けます。

推奨される髪飾り

ゲストとしておすすめなのは、フォーマルの定番であり、どんな着物にも合わせやすく上品にまとまる「パールを使ったコームやバレッタ」です。また、着物ならではの「かんざし」も素敵ですね。その場合も、大ぶりすぎない、小ぶりで品の良いモチーフのものを選びましょう。派手すぎず、品良くまとめるのがポイントです。

当日の所作とトイレの行き方

さあ、いよいよ当日です。着慣れない着物で一日を美しく過ごすには、ちょっとした「所作（しょさ）」のコツが必要です。これは美しく見せるだけでなく、「着崩れを防ぐ」「着物を汚さない」という実用的な目的もあります。

着崩れを防ぐ美しい所作

歩き方：洋服のように大股で歩くと、裾が乱れてはだけてしまいます。歩幅を狭く「小股」で、内股気味に歩くと裾が乱れません。
椅子の座り方：最も注意すべきは帯結び。深く腰掛けて背もたれに寄りかかると、帯結びが潰れてしまいます。背もたれには寄りかからず、帯が当たらないよう「浅く」座るのが基本です。
腕の動かし方：乾杯する時や、遠くのグラスを取る時、無造作に腕を上げると袖口から二の腕まで露出してしまい、見苦しい印象に…。必ず、動作する腕と反対側の手で、動作する側の「袖口」を軽く押さえて、腕が露出しすぎないようにします。
物の拾い方：そのまま屈むと襟元が開き、裾が床につき、着崩れの最大の原因に。まず片手で上前（前の裾）を押さえ、もう片方の手で袖が床につかないように持ち上げ、ゆっくりとしゃがんで拾います。

最大の難関！？着物でのトイレ

これが一番不安ですよね…。でも、手順さえ覚えれば大丈夫です！冷静に行いましょう。

【保存版：着物トイレの手順（洋式）】

まず、便器のフタは必ず閉めます（この上で作業します）。
長い袖が床につかないよう、両袖を帯締めに挟むか、クリップで帯に留めます。
着物の「裾」から順に、一枚ずつめくり上げていきます。「着物（一番外側）」→「長襦袢（2枚目）」→「肌着（3枚目）」の順です。
全ての布を帯の上まで高くたくし上げます。
たくし上げた全ての布を、帯と体の間にしっかりと挟み込むか、持参した大きめのクリップ（洗濯バサミなど）や腰紐で帯に固定します。（これが一番重要！）
両手が自由になった状態で、下着（ストッキング、ショーツ）を下ろします。
フタを開け、便座に「浅く」腰掛けます。（※深く座ると、背中の「帯結び」が便器のタンクや壁に激突し、潰れてしまいます！）
用を足したら、逆の手順で（下着を上げる→固定を外す→肌着を下ろす→長襦袢を下ろす→着物を下ろす）、一枚ずつ丁寧にシワにならないよう元に戻します。

大きめの洗濯バサミや着物用クリップを1〜2個持っていくと、めくった裾を固定するのに本当に便利なので、ぜひサブバッグに忍ばせておいてください。

友人の結婚式に着物で祝福を伝える

友人の結婚式に着物で参列するのは、確かにドレスで参列するよりも、事前の準備や当日の動きなど、手間がかかるかもしれません。

でも、その「手間」こそが、「あなたの大切な日のために、私も日本の素晴らしい礼装で、心を込めて準備してきました」という、何より雄弁な祝福のメッセージになるんだと私は思います。その気持ちは、新郎新婦ご本人だけでなく、ご親族の方々にも必ず伝わります。

着物には「格」「立場」「TPO」に基づいた多くのルール（マナー）がありますが、それらは一見複雑に見えても、すべては主役である新郎新婦を引き立て、お祝いの場に最大限の敬意を払い、ゲストとしての立場をわきまえるために、長い歴史の中で体系化されてきた「敬意の作法」なんですね。

今回ご紹介した「立場に応じた着物の種類」や「色柄のタブー」、「小物の格」、「当日の所作」といった基本原則さえ守れば、マナー違反を恐れる必要は全くありません。

ぜひ、ご自身の立場に合った素敵な着物を選んで、自信を持って大切な友人の晴れの日をお祝いしてあげてくださいね。きっと、あなたにとっても、ご友人にとっても、最高の思い出になると思いますよ。

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