鶴間の「ラーメン郷」徹底ガイド!
「ラーメン郷」という店名で検索された方は、札幌の名店「すみれ」直系の味や、具体的なメニューに関心があるのではないでしょうか。また、実際の訪問レビューや行列の様子も気になるところでしょう。この記事では、神奈川県大和市鶴間にある「ラーメン郷」の魅力を、詳細な情報と共に徹底解説します。
- 札幌の名店「すみれ」と「ラーメン郷」の関係性
- 味噌・塩・正油など主要メニューの特徴と価格
- 実際のレビューに見る行列の状況や混雑具合
- 鶴間駅からのアクセス方法や営業時間・定休日
ラーメン郷は「すみれ」直系の人気店
- 札幌の名店「すみれ」との関係
- 奄美大島出身の店主の経歴
- 移転情報(高座渋谷から鶴間へ)
- 輝かしい受賞歴(TRY賞など)
- 訪問レビューに見る行列と人気
札幌の名店「すみれ」との関係
「ラーメン郷」は、札幌味噌ラーメンの超有名店「札幌すみれ」の暖簾分け店です。神奈川県初の「札幌すみれ暖簾分け店」として、2017年2月にオープンしました。
提供されるラーメンは、まさしく「すみれ」の味を受け継ぐ本格派です。その理由は、店主が「札幌すみれ」で15年半もの長きにわたり修行を積んだ経験にあります。本店での研修後、新横浜ラーメン博物館店(閉店)や福岡店(閉店)などで店長を歴任した確かな実績を持っています。
北海道出身者以外では初となる独立が認められた、実力派の店舗として知られています。
奄美大島出身の店主の経歴

店主の郷 勇市(ごう ゆういち)さんは、意外にも南国・鹿児島県奄美大島の出身です。
開業のきっかけは、旅先で食べた「札幌すみれ」の味噌ラーメンに衝撃を受けたことでした。元々は食肉会社に勤務していましたが、その味に深く感銘を受け、一念発起して会社を退職。「札幌すみれ」本店の門を叩いたという情熱的な経歴の持ち主です。
南国出身の店主が作る、熱々の本格札幌ラーメンという点も、多くのファンを引き付ける魅力の一つになっています。
移転情報(高座渋谷から鶴間へ)
「ラーメン郷」は、2022年9月1日に現在の場所(大和市鶴間)へ移転し、リニューアルオープンしました。
創業当初は、同じ大和市内の高座渋谷で営業しており、当時からすでに行列の絶えない人気店として有名でした。移転後の新店舗は、小田急江ノ島線の鶴間駅が最寄りとなり、以前よりもアクセスしやすくなっています。
【補足】
旧店舗(高座渋谷)時代には専用駐車場がありましたが、現在の鶴間店には専用駐車場がありません。車で訪問される際は注意が必要です。詳細は「アクセスと駐車場」の見出しで後述します。
輝かしい受賞歴(TRY賞など)

出典:ラーメン郷 公式サイト
「ラーメン郷」は、その実力がオープン当初から高く評価され、数々の有名なラーメン賞を受賞しています。
特に「東京ラーメンオブザイヤー(TRY賞)」では、2017-2018年度に「新人賞みそ部門1位」と「新人大賞優秀賞」をW受賞しました。その後も「名店みそ部門」において、2020年から2024年まで5年連続でトップ3に入賞し続けるなど、名店としての地位を確立しています。
その他にも、「食べログ ラーメン百名店」や「ラーメンWalkerグランプリ」など、数々のメディアで高く評価されています。
これだけの受賞歴を見ると、多くのラーメンファンが訪れる理由がよく分かりますね。
主な受賞歴
| 受賞年 | 賞の名称 | 部門 |
|---|---|---|
| 2017-2018 | 東京ラーメンオブザイヤー(TRY賞) | 新人賞みそ部門 1位・新人大賞優秀賞 |
| 2018-2019 | 東京ラーメンオブザイヤー(TRY賞) | 名店みそ部門 第3位 |
| 2019-2020 | 東京ラーメンオブザイヤー(TRY賞) | 名店みそ部門 優秀賞 |
| 2020-2021 | 東京ラーメンオブザイヤー(TRY賞) | 名店みそ部門 第2位 |
| 2021-2022 | 東京ラーメンオブザイヤー(TRY賞) | 名店みそ部門 第2位 |
| 2022-2023 | 東京ラーメンオブザイヤー(TRY賞) | 名店みiso部門 第2位 |
| 2024-2025 | 東京ラーメンオブザイヤー(TRY賞) | 名店みそ部門 第2位 |
| 2023 | 食べログ | ラーメン百名店 選出 |
| 2024 | ラーメンWalkerグランプリ 神奈川 | 塩ラーメン 銀賞 |
訪問レビューに見る行列と人気
「ラーメン郷」を訪れる際、最も気になるのが行列と混雑状況です。各グルメサイトのレビューや口コミを見ると、週末・平日を問わず常に行列ができている様子がうかがえます。
レビューによれば、「開店30分前から並んでもファーストロット(最初の案内)に入れないことがある」「平日の夜でも20分待ちは普通」「休日は1時間待ちも覚悟」といった声が多数見られました。
「すみれ」直系の本格的な味を求める多くのファンが訪れるため、訪問する際は時間に十分な余裕を持つことが必須と言えます。
【行列に並ぶ際の注意点】
店舗からのお願いとして、代表待ちは禁止されています。必ず全員が揃ってから列に並ぶようにしてください。また、店舗前のスペースには限りがあるため、近隣の方への配慮も忘れずにお願いします。
ラーメン郷のメニューと訪問ガイド
- ラーメン郷の主要メニュー3種
- 看板の味噌と西山製麺の麺
- 隠れた人気メニューの塩と正油
- 人気サイドメニュー「郷飯」とは
- 営業時間と定休日(水曜定休)
- アクセスと駐車場(鶴間駅徒歩)
- 総括:ラーメン郷の魅力まとめ
ラーメン郷の主要メニュー3種

「ラーメン郷」のメインとなるラーメンメニューは、「味噌」「正油」「塩」の3種類が基本です。それぞれのチャーシュー麺も用意されていますが、こちらは数量限定となっています。

この他に、昔懐かしい中華そばをイメージした「昔風(あっさり正油)ラーメン」や、小学生までのお子様限定で「お子様みそラーメン」も提供されています。
初めて訪問する方は、やはり人気No.1の「味噌ラーメン」から試してみるのがおすすめです。
主なラーメンメニュー(税込)
| メニュー名 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|
| 味噌ラーメン | 1,150円 | 人気No.1 |
| 正油ラーメン | 1,150円 | |
| 塩ラーメン | 1,150円 | |
| 昔風(あっさり正油)ラーメン | 1,050円 | |
| 味噌チャーシュー麺 | 1,600円 | 数量限定 |
| 正油チャーシュー麺 | 1,600円 | 数量限定 |
| 塩チャーシュー麺 | 1,600円 | 数量限定 |
| お子様みそラーメン | 650円 | 小学生まで |
※上記は2025年5月18日の価格改定以降の情報に基づいています。最新の価格は店頭でご確認ください。
看板の味噌と西山製麺の麺

お店の一番人気は、もちろん札幌すみれオリジナル味噌を使用した「味噌ラーメン」です。
最大の特徴は、スープの表面を覆う熱々の油の蓋(ラード)です。この油が蓋の役割を果たすことで、スープが最後まで冷めません。箸で麺を持ち上げると、閉じ込められていた湯気が一気に立ち上ります。
味わいは、ニンニクがガツンと効いた濃厚でクリーミーな味噌スープ。そこに、プリプリとした独特の食感が特徴の西山製麺特製「33丸麺」(黄色い玉子ちぢれ麺)が抜群に絡み合います。麺も味噌も、毎日北海道から取り寄せるというこだわりようです。
【味変のポイント:おろし生姜】
トッピングのチャーシューの上にはおろし生姜が乗せられています。これを途中でスープに溶かすことで、濃厚な味わいの中にスッキリとした清涼感が加わり、最後まで飽きずに楽しめます。
【スープの調整について】
お店の案内によると、ラーメンは濃い味・油多めで提供されています。もし味が濃すぎると感じる場合は「薄めるスープ」を、油が多いと感じる場合は「油を取り除くための別皿」をスタッフに依頼することが可能です。
隠れた人気メニューの塩と正油
「ラーメン郷」では味噌ラーメンが圧倒的な人気ですが、「塩ラーメン」と「正油ラーメン」も非常に評価が高いメニューです。
正油ラーメン

出典:ラーメン郷 公式サイト
たまり正油を8時間煮込んで作り上げる、秘伝の継ぎ足しタレを使用しています。一見すると真っ黒なスープに驚きますが、レビューでは「見た目ほどしょっぱくなく、香ばしさと深いコクがある」「黒いスープにハマる」と好評です。
塩ラーメン

実はファンが多い「隠れ人気メニュー」です。ラーメンWalker神奈川2024で「塩ラーメン 銀賞」を受賞するなど、その実力は折り紙付きです。ラードの旨味と塩ダレの丸みが絶妙なバランスで、味噌と同じ西山製麺のちぢれ麺が塩スープにもよく合います。
希望すれば、別皿で「柚子胡椒」と「生姜」を提供してもらえるため、さっぱりとした味変を楽しめるのも魅力です。
人気サイドメニュー「郷飯」とは

「郷飯(ごうめし)」は、昼夜各数量限定で提供される人気のサイドメニュー(小どんぶり)です。価格は400円(税込)です。
内容は、チャーシュー・メンマ・玉ねぎを特製の正油ダレで炒めたもの。元々はお店の「まかないメニュー」でしたが、その美味しさから正規メニューになりました。
そのまま食べるのはもちろん、レビューでは残ったラーメンスープをかけて「おじや風」にして楽しむ人が非常に多いようです。ラーメンと一緒に注文して、ぜひ試してみてください。
営業時間と定休日(水曜定休)
訪問の際は、営業時間と定休日の確認が不可欠です。特に火曜日は夜の営業がなく、水曜日は終日定休となるため注意してください。
| 曜日 | 営業時間 |
|---|---|
| 月・木・金・土・日 | 11:00〜15:00 (L.O. 14:45) 17:30〜21:00 (L.O. 20:30) |
| 火曜日 | 11:00〜15:00 (L.O. 14:45) ※夜の営業は休み |
| 水曜日 | 定休日 |
※スープ切れなどで早めに営業を終了する場合もあります。最新の情報は公式X(旧Twitter)などで確認することをおすすめします。
アクセスと駐車場(鶴間駅徒歩)
店舗へのアクセスは、小田急江ノ島線「鶴間駅」東口から徒歩約5分~10分です。
東口を出て線路沿いを大和方面(南)へ少し戻り、「ライラック通り」という商店街を左折して真っすぐ進むと、左手側に店舗が見えてきます。一本道なので比較的分かりやすい場所にあります。
【駐車場の注意】
前述の通り、店舗専用の駐車場はありません。
車で訪問する場合は、近隣のコインパーキングを利用する必要があります。徒歩2分程度の場所には大型ショッピングモール(イオンモール大和など)もありますが、駐車料金やルールを事前に確認の上、マナーを守って利用してください。
総括:ラーメン郷の魅力まとめ
最後に、「ラーメン郷」の魅力と訪問のポイントをまとめます。
- ラーメン郷は札幌「すみれ」の神奈川県初暖簾分け店
- 店主は「すみれ」で15年半修行した実力派
- 2022年に高座渋谷から鶴間へ移転オープン
- TRY賞の名店みそ部門で5年連続トップ3入賞
- 平日・休日問わず行列ができる人気店
- 訪問時の代表待ちは禁止されている
- 看板メニューは「味噌ラーメン」
- スープは熱々の油で蓋がされた濃厚な味わい
- 麺は北海道から取り寄せる西山製麺の特製ちぢれ麺
- 味噌ラーメンの生姜は味変のアクセントになる
- 「正油ラーメン」は黒いスープと継ぎ足しタレが特徴
- 「塩ラーメン」は柚子胡椒と生姜でアレンジ可能
- サイドメニュー「郷飯(ごうめし)」も数量限定で人気
- 定休日は水曜日と火曜日の夜営業
- 鶴間駅から徒歩約5分、専用駐車場はなし
- 支払いは現金のみ(2025年10月時点の情報)
