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浴衣に似合うポニーテール。簡単アレンジとコツ

ロングヘアの華やかアレンジ
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浴衣を着る日って、なんだか特別な気分になりますよね。でも、悩むのがヘアスタイル。特に「浴衣にはポニーテールかな」と思っても、自分でやるとどうしてもうまくいかない…なんてこと、ありませんか?

「簡単なやり方を知りたい」「子供っぽくならずに仕上げたい」「時間が経つと崩れないか心配」など、悩みは尽きないかも。それに、ゴムが見えたままだと生活感が出てしまいますし、おくれ毛のバランスも難しいですよね。髪の長さがミディアムやボブだと、そもそも結べるのか不安になるかもしれません。

私自身も、浴衣に似合うポニーテールを研究して、いろいろな失敗をしてきました。でも、いくつかの「コツ」さえ押さえれば、セルフアレンジでも美容室でセットしたような、洗練されたスタイルが作れるようになるんです。

この記事では、浴衣ポニーテールを成功させるための具体的なテクニックを、基本から応用まで、私の経験を交えながらご紹介していきますね。基本的なゴム隠しやくるりんぱの方法から、お団子ヘアへの展開、似合う髪飾りの選び方まで、網羅的にお伝えします。

記事のポイント
  • アレンジの仕上がりと持続性を決める「ベース作り」の重要性
  • 生活感を消す「ゴム隠し」や「くるりんぱ」の具体的なテクニック
  • ロングからミディアム、ボブまで長さ別のアレンジ方法
  • おくれ毛や髪飾りで「似合わせる」ための仕上げのコツ

浴衣でのポニーテール成功の基本技術

浴衣でのポニーテール成功の基本技術

浴衣に似合うポニーテールって、ただ結ぶだけだとなかなか決まらないんですよね。ここでは、仕上がりが格段に変わる「基本の技術」を見ていきましょう。ここを押さえるだけで、一気に「こなれ感」が出るかなと思います。

崩れないベース(土台)の準備

崩れないベース(土台)の準備

アレンジがうまくいくかどうかは、結ぶ前の「ベース(土台)作り」で7割が決まると、私は思っています。ここをサボると、後で「ほぐす」作業がやりにくかったり、時間が経つとすぐに崩れてきたり…。直毛やサラサラヘアの人は特に、このひと手間が重要になってきますね。

なぜ「ベース巻き」が必要なのか

まずは、32mmくらいのアイロンで髪全体を軽く巻いておくことを強くおすすめします。ストレートのままだと、髪がサラサラと逃げてしまって扱いにくいんです。これはカールを付けるのが目的というより、髪の毛どうしを絡みやすくして、適度な摩擦を生み出し、適度なボリュームを出すための「下ごしらえ」ですね。

この「下ごしらえ」があることで、結んだ後に毛束を「ほぐす」作業が格段に簡単になりますし、計算された「抜け感」も演出しやすくなります。アレンジの方向性に応じて、太めのアイロン(32mm〜38mm)で全体をミックス巻きにしたり、細めのアイロン(26mmなど)で細かく巻いてボリュームを出したりと、使い分けるのも上級テクニックです。

スタイリング剤は「2回」使う

そしてスタイリング剤。ヘアアレンジが崩れる大きな原因は、「髪の乾燥によるパサつき」と「湿気による広がり」です。これを防ぐため、スタイリング剤は「アレンジ前」と「アレンジ後」の2回に分けて使用するのが最も効果的です。

アレンジ前のスタイリング剤(土台)

まず、オイルやフォーム、ヘアミルクなどを髪全体になじませます。これでパサつきやうねりを抑えて、髪を扱いやすい均一な状態に整えておきます。特にオイルは、髪に適度な重さとまとまりを与えてくれるので、アレンジがしやすくなりますよ。

アレンジ後のスタイリング剤(仕上げ)

スタイルが完成したら、ハードスプレーで全体をコーティングして形を固定します。特に湿気が多い日は、高保持力のバームを毛先に薄く塗布したり、おくれ毛や毛束の先端にワックスをなじませたりすると、長時間のキープ力と洗練された質感がぐっと上がります。

初心者も簡単なやり方

ベース作りが終わったら、いよいよ結んでいきます。初心者の方でも簡単にできる、基本的なポニーテールの手順はこんな感じです。

ステップ1:ベース巻きとスタイリング剤

先ほど説明した通り、まずは髪を巻いて、オイルなどをなじませておきます。この土台作りが本当に大事です。

ステップ2:結ぶ(高さと印象)

好みの高さで髪を結びます。「高さ」はポニーテールの印象を決定づける重要な要素です。

結ぶ位置 印象 浴衣との相性
高め(ハイポニー) 若々しい、可愛い、活発 元気な柄やポップな浴衣に。可愛らしさを強調したい時。
真ん中(ミドルポニー) バランスが良い、モダン、洗練 万能。今風のモダンな柄や、スタイリッシュに着こなしたい時。
低め(ローポニー) 落ち着いた、上品、大人っぽい (私のおすすめ)古典柄やレトロな浴衣に。うなじが美しく見え、色気が出ます。

浴衣の場合、うなじが綺麗に見える襟足近くの「ローポニー」が大人っぽく仕上がるので、私はおすすめです。コームで髪の表面をきっちりと整えながら襟足で「タイトに」結ぶと、トレンド感も出ますよ。

ステップ3:ほぐす(ボリュームアップ)

結んだ毛束から少しだけ髪を取り、コームで根元に向かって逆毛を立てると、自然なボリュームが出ます。やりすぎると大変なので、少しずつ様子を見ながらがコツです。逆毛が難しい場合は、結んだ毛束を指で少しつまんでほぐすだけでも大丈夫です。

ステップ4:散らす(動きを出す)

毛先を指で少しずつつまみ、ワックスなどをつけながら「散らす」ようにして、毛束に動きを加えます。これをやるだけで、一気に垢抜けた印象になるから不思議です。毛束感が出ると、スタイルに立体感が生まれますね。

ステップ5:整える

最後に、全体のシルエット、特にトップ(頭頂部)の高さを鏡で見ながら整えて完成です。トップに少し高さを出すと、頭の形が綺麗に見えますよ。

プロ見えするゴム隠しの技術

プロ見えするゴム隠しの技術

浴衣ポニーテールで、一番「生活感」が出てしまうのが、結んだ「ヘアゴム」が丸見えの状態。これを隠す「ゴム隠し」は、絶対マスターしたいテクニックです。これができているかどうかで、仕上がりの「完成度」が全く違ってきます。

ピン(アメピン)を使って毛束を巻き付けて留めるのが王道ですが、セルフだとピンが見えたり、うまく固定できなかったり、頭皮に刺さって痛かったりと、意外と難しいんですよね。

そこで、もっと簡単で崩れにくい方法を2つ紹介しますね。

方法A:別の細ゴム(シリコンゴム)を使う方法

  1. ポニーテールを作ったら、結んだゴムに、別の「細いゴム(シリコンゴムなど)」を1本通します(輪っかの状態にしておく)。
  2. ポニーテールの毛束から、隠すための細い毛束を1本取ります。
  3. その毛束を、(1)のゴムが見えなくなるように根元に巻き付けます。
  4. 巻き付け終わった毛先を、(2)で通しておいた「細いゴムの輪っか」に通します。
  5. 細いゴムを(毛先ごと)根本に向かって引っ張れば、毛先がゴムの内側に引き込まれて固定完了です!

方法B:別のゴムを「挟む」方法

  1. ポニーテールを作ります(このゴムをAとします)。
  2. (1)のゴムAに、別のヘアゴム(ダイソーの洗えるヘアゴムなど、輪になっていれば何でもOK)を「挟む」ように通します(このゴムをBとします)。
  3. ポニーテールから毛束を取り分け、ゴムAの上に巻き付けます。
  4. 巻き付けた毛先を、(2)で挟んでおいたゴムBの「輪」に通します。
  5. ゴムBを下に引くと、毛先が固定され、ゴムAが隠れます。

どちらも、ピンを使わないので頭が痛くなりにくいですし、慣れると本当に一瞬でできますよ。シリコンゴムは目立たない黒や茶色がおすすめです。

くるりんぱで作る華やかアレンジ

「くるりんぱ」は、単なるポニーテールを、一気に「手の込んだアップヘア」に見せてくれる魔法の技術かなと思います。お団子やシニヨン(まとめ髪)の土台にもなる、重要な「橋渡し」アレンジです。

基本の「くるりんぱ」

やり方はとても簡単です。

  1. 低めの位置(ローポニー)で髪を結びます。あまりキツく結びすぎないのがコツです。
  2. 結び目のすぐ上の髪を、真ん中で二つに割ります。この時、割れ目をしっかり作っておきます。
  3. その割れ目(隙間)に、結んだ毛束を「上から下へ」通します。毛束がバラけないように、片手でまとめながら通すとやりやすいです。
  4. 毛束を左右に二つに分け、下に「ギュッ」と引っ張ります。

これで、ねじれた部分が固定されて完成です。これだけでも、ただ結ぶよりずっと華やかになりますよね。最後に、ねじれた部分の髪を少し引き出してほぐすと、さらに「こなれ感」が出ます。

応用:複数回くるりんぱ(編み込み風)

襟足までの毛を2〜3回に分割し、それぞれで「くるりんぱ」を繰り返すだけでも、まるで自分で編み込みをしたようなゴージャスなダウンスタイルが作れます。

例えば、耳上の髪で1回くるりんぱし、その下の髪をまとめて2回目のくるりんぱ、最後に残った襟足の髪で3回目のくるりんpaをする、といった具合です。手が込んでいるように見えて、実は簡単なのでおすすめです。

おくれ毛で演出する「抜け感」

浴衣ヘアの「抜け感」って、計算して作られた「ルーズさ」のこと。これがうまくできると、一気に上級者っぽく見えます。ポイントは「おくれ毛の量」と「ほぐし方」ですね。

おくれ毛の黄金比

おくれ毛の黄金比は、「こめかみ」と「耳前(もみあげ)」に「各1〜2本」だけ細い毛束を残すこと。これが、小顔効果も期待でき、写真写りも良くなるバランスかなと思います。

残したおくれ毛には、必ずワックスやバームをつけて「束感」を出すのを忘れずに。指先にスタイリング剤を少量とり、おくれ毛を軽くねじるようになじませると、パサパサせず、洗練された印象になります。このおくれ毛が、浴衣の襟元にかかる感じがまた、色っぽいんですよね。

注意!おくれ毛の出しすぎは逆効果
抜け感を出そうとして、おくれ毛をたくさん出しすぎると、だらしなく疲れた印象になってしまいます。特に湿気が多い日は、巻いたおくれ毛が伸びて、ただの「後れ毛」になってしまうことも…。浴衣の清潔感が台無しになってしまうかも。あくまで「計算して」少量だけ出すのがポイントです。

「ほぐし方」のコツ

「ほぐし方」は、結んだ後、片手で結び目をしっかりと押さえながら、もう片方の指でトップ(頭頂部)や毛束の表面の髪を、少しずつつまみ出すように引き出します。この時も、一気にやらずに、少しずつバランスを見ながらが鉄則です。

トップだけでなく、サイド(耳の上あたり)や、くるりんぱのねじれ部分も少し引き出すと、頭の形が良く見え、スタイルに立体感が出ますよ。

浴衣でのポニーテール応用と仕上げ

浴衣でのポニーテール応用と仕上げ

基本ができたら、次は応用編です。浴衣ヘアは長時間のお祭りや花火大会でも崩れないことが大事。それに、髪の長さやなりたいイメージに合わせて、もっとアレンジを楽しみたいですよね。ここでは、固定術から長さ別のアレンジ、髪飾りまで、仕上げの技術を見ていきましょう。

長時間崩れないための固定術

「ゆるふわ」を売りにするスタイルは、その構造上、どうしても「崩れやすい」という弱点があります。お祭りの人混みや、夏の湿気、汗などで崩れてしまっては悲しいですよね。

固定は「点(ピン)」と「面(スプレー)」で行うのが基本です。

ピン留め(点)のコツ

  • Uピン:お団子やシニヨンで毛先を固定する時、Uピンは地肌(頭皮)ではなく、土台となっている「ゴム」に差し込むようにしたり、地肌と毛束を「縫う」ように波縫いのように使ったりすると、しっかり固定されます。
  • アメリカピン:1本で留めようとせず、「交差留め(X字になるように)」したり、上下からゴムに差し込むようにしたりすると、保持力が格段に上がります。毛束の内側に隠して見えないようにする「隠しピン」もマスターしたいですね。

スプレー(面)のコツ

  • 最後にハードスプレーを全体に吹きかけてスタイルをコーティングします。この時、20cmほど離して、髪の内側からもスプレーすると、内側からスタイルを支えてくれて崩れにくくなります。
  • この時、ガチガチにしたくない場合は、スプレーを少し離して全体にふんわりかけるか、浮いてきた毛(アホ毛)だけをコームにスプレーを吹きかけてからなでつけるようにして押さえると、上品さをキープできます。

湿度の高い日は、高保持力のあるヘアバームを手のひらに米粒大ほど薄く伸ばし、毛先やアレンジの表面を中心になじませるのも、湿気による崩れや広がりを防ぐのにとても有効です。

ロングヘアの華やかアレンジ

ロングヘアの華やかアレンジ

ロングヘアの方は、アレンジの幅が一番広いですね。浴衣に似合う「華やかさ」と、和装ならではの「うなじ」の艶やかさを両立させやすいのが強みです。

スタイルA:編み込みポニーテール

トップにボリュームを残しつつ、ポニーテールの毛束自体を三つ編みやフィッシュボーンで編み込むスタイル。和のバランスが整った上品なスタイルになります。サイドの髪を編み込んでからポニーテールに合流させるのも華やかです。

スタイルB:低めポニーテール × くるりんぱ

基本技術で紹介した、ローポニーとくるりんぱの組み合わせです。落ち着いた印象を与えるので、特に古典柄やレトロな浴衣と相性抜群かなと思います。くるりんぱを2回繰り返すだけでも、手の込んだ印象になりますよ。

スタイルC:ガーリーポニーテール

フリルやレースを使ったトレンドの浴衣には、髪型も甘めに。ゆるふわに巻いた髪をポニーテールにし、結び目や毛束の途中にベロアやチュールのリボンを結びつけるガーリーなスタイルも可愛いですね。

ミディアムやボブの長さ別アレンジ

「髪が短いからポニーテールは無理かも…」と諦めないでください。ミディアムやボブの長さでも、素敵な「ポニー風」アレンジが可能です。

ミディアムヘアのアレンジ

ミディアムは、キュートにもエレガントにもなれる万能な長さ。全ての髪が結べなくても、ハーフアップ風にしたり、襟足の髪はピンで留めたりと工夫できます。

  • タイト・ローポニー:あえて巻かずに襟足でタイトに結び、毛先もストレートに仕上げるスタイル。モードで大人っぽい印象に。結び目に革ひもを巻き付けると、さらに上級者感が出ます。
  • ゆるふわお団子:ポニーテールを土台にして、ゆるく巻いた髪でお団子を作ります。ミディアムでも十分なボリューム感が出せますよ。

ショート・ボブヘアのアレンジ

ショートやボブの長さで、全ての髪を一つに結ぶ「ポニーテール」を作るのは困難です。そのため、無理に結ぼうとせず、「ハーフアップ」や「部分的なまとめ髪」でポニーテール「風」に見せるのが成功のコツです。

  • お団子ハーフアップ:トップの髪だけを集めてポニーテール(または小さなお団子)にし、結べない襟足の髪はあえて残し、外ハネなどで遊ばせます。
  • ねじって留めるダウンアレンジ:両サイドの髪をねじりながら後ろに持っていき、ピンで留めるアレンジ。ポニーテールではありませんが、浴衣に合う涼しげなまとめ髪として非常に有効です。

お団子や玉ねぎヘアへの応用

お団子や玉ねぎヘアへの応用

ポニーテールをベースに、もうひと手間加えて、さらにトレンド感のあるスタイルに挑戦してみましょう。

玉ねぎヘア(オニオンヘア)アレンジ

ポニーテールを結んだ毛束の途中でゴムで結び、数珠つなぎにするスタイル。個性的でガーリーな印象です。

コツ:

  • 結び目と結び目の間隔は3〜5cmほど。等間隔にすると綺麗です。
  • 結び目と結び目の間の髪を、360度全方向から少しずつ指で引き出し、「玉ねぎ」のような球体を作ります。この時、均等に引き出すのがポイント。
  • 浴衣なら、各結び目にリボンを結びつけると、さらに華やかさが増しますね。

お団子・シニヨンへの展開

「お団子(おだんご)」や「シニヨン」といったまとめ髪の多くは、実は「ポニーテール」を「土台(ベース)」として作られています。

  • ゆるふわお団子:ポニーテールを作ったら、毛束を2つに分けます。片方の毛束をねじりながらゴムに巻き付け、ピンで固定。もう片方の毛束も同様に、ねじりながら巻き付け、ピンで固定します。最後に全体を少しほぐせば完成です。
  • ギブソンタック風:ローポニーを作ってから「くるりんぱ」します。残った毛先を三つ編みにして、くるりんぱで作った「隙間」に毛先を入れ込み、ピンで固定すれば、上品なシニヨン(ギブソンタック風)が簡単に作れますよ。

髪飾りと顔型で似合わせるコツ

アレンジが完成したら、最後は「髪飾り」と「似合わせ」です。これで全体の完成度が決まります。

髪飾り:「統一感」が命

浴衣ポニーテールの仕上げは髪飾り。これがなければ完成しません。選び方で失敗しない絶対的な法則は「統一感」です。

髪飾りは、「浴衣本体」または「帯」のどちらかと「同系色」を選ぶか、浴衣の「柄に使われている色」を一色拾うと、まず失敗しません。かんざし、花飾り、リボン、革ひもなど、浴衣のテイストやアレンジの雰囲気に合わせて選びたいですね。

髪飾りの種類 推奨スタイル 演出できる印象
かんざし シンプルなポニーテール、お団子、シニヨン 古典的、上品、大人、粋
花飾り(大ぶり) お団子、シニヨン(特に低め) 華やか、王道、フェミニン
リボン(チュール・ベロア) ガーリーポニー、編みおろし、玉ねぎヘア トレンド、キュート、フェミニン
革ひも・水引 タイトなローポニー、玉ねぎヘア モダン、スタイリッシュ、上級者

顔型別・似合わせのヒント

自分の顔型に合わせるのも重要です。これはあくまで一般的な目安ですが、ポニーテールの高さや前髪、おくれ毛でバランスを取る参考にしてみてください。

  • 丸顔さん: 縦のラインを強調したいので、高めのお団子やポニーテールが似合いやすいです。前髪をセンター分けにしたり、おでこを見せたりして縦のラインを作ると良いかも。
  • 面長さん: 横のボリュームを足したいので、低めポニーでサイドにボリュームを出したり、前髪を厚め・ワイドめに作ったりするのがおすすめです。トップの高さは出しすぎないように。
  • ベース顔さん: 柔らかい丸みを加えたいので、ポニーテールにするならソフトなウェーブをつけ、おくれ毛で輪郭をふんわりぼかすと良いですね。サイドにボリュームを出しすぎないローポニーが合います。
  • 逆三角顔さん: 襟足に重心を置く、低めのシニヨン(ローポニーから展開)や、ボリュームを抑えたローポニーが似合います。前髪はふんわりさせて、ハチ張りをカバーするのが吉です。

これは髪型全般に言えることですが、最終的にはご自身のバランスを見て調整するのが一番です。顔型診断などはあくまで参考の一つとして、あまり縛られすぎずに楽しむのが一番かなと思います。

ご自身の判断が難しい場合は、一度美容師さんに相談してみるのも確実な方法の一つですね。

浴衣でのポニーテール完成の総括

ここまで、浴衣ポニーテールを成功させるための鍵をお伝えしてきました。ポイントは、アレンジの持続性を決める「ベース作り」、生活感を消す「ゴム隠し」や「くるりんぱ」といった「コア技術」、そして「おくれ毛」や「ほぐし」による「抜け感」の演出でした。

さらに、ご自身の髪の長さ、顔型、そして着用する浴衣のテイストに合わせてスタイルを「パーソナライズ」し、最後に「髪飾り」で全体の統一感を図る。この一連のプロセスを丁寧に踏むことで、セルフアレンジでもプロが仕上げたような、洗練された浴衣ポニーテールが完成するかなと思います。

特別な一日のために、ぜひご自身で素敵なヘアアレンジに挑戦してみてくださいね。この夏はぜひ、素敵な浴衣ポニーテールでお出かけを楽しんでください。応援しています!

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ブロガー
日々の生活の中に「和の心」を取り入れるライフスタイルを発信中。 ハーモニーニッポンでは、日本の四季・食・文化の魅力を世界に伝える記事を執筆しています。 好きな食べ物は焼き鳥。
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